11.川湯温泉

川湯温泉での宿泊はKKRかわゆです。普通に素敵な温泉旅館でした。食事の量はやや多めながら、私が無理なく完食できた程度なので、7年前の某旅館のような時代錯誤的ボリュームとは一線を画し、何より美味しくいただけました。「源泉掛け流し」の価値は私にはよく分かりませんが、硫化水素臭のする温泉も趣がありました。

朝は無用に元気な次男が早起きして、家内と一緒に近所を回ったようです。

宿の近所の足湯に入って、
 
川湯神社にも行って、
 
も一つ足湯に入りました。

朝食時間で一家合流して活動再開、阿寒湖に行く前に宿からは車ですぐ近くの硫黄山に立ち寄りました。

凄いと言えば凄い、それだけと言えばそれだけの、もくもくした煙と硫黄の黄色い結晶が見える山です。

摩周湖第1展望台の駐車場が有料で、ここの駐車券と抱き合わせです。霧の摩周湖に当たってしまった人のための救済処置なのでしょうか。

 

 

12.阿寒湖

その次は、先のことは考えずに阿寒湖を目指しました。前日に摩周湖まで行けたので、この日は時間に余裕があります。遊覧船とかボートとか全て却下しても、結果的に阿寒湖でかなりまったりとしていました。

湖は色々回りましたが、
湖水に触ったのは阿寒湖だけでした。


ウン十年ぶりに「水切り」に
チャレンジ、全く跳ねず。


昼食を済ませてから、遊歩道の案内図を見ると、湖畔の一番離れたところに「ボッケ」と書いてあります。そのボッケとやらまで行くことにしました。と、川湯温泉や硫黄山でおなじみの臭気が・・・。

ボッケとは場所の名前ではなく、”火山活動により発生した硫気ガスや水蒸気が、熱い泥とともに噴き出している泥火山です。ボッケとはアイヌ語で「煮え立つ」という意味です。”とのこと。リアルタイムでブクブクしているのは結構凄いです。ブクブクしているところはフェンスで囲まれた窪地になっていますが、中に入ったら硫化水素で本当に命にかかわりそうです。

この後も駐車場まで遊歩道で戻ったら結構山道を登らされましたが、子供たちは途中カエルを見つけたりしながら、楽しく走っていました。

 

 

13.美幌峠

さて、この日の最後は神の子池→斜里岳山麓の宿、の予定です。近道するなら摩周湖方向に来た道を戻る、ですが、それもつまらないので、大きく美幌峠まで回ることにしました。途中の道は牧場の中などを抜ける、ほぼ一定速で走れる道ですが、このあたりになると牛が見えても「またか」という感じになっていました。

標高を上げて、道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」に着いて、展望台まで歩いて登ると、本当にぐるっとパノラマです!

ふたたび動画から静止画を切り出して繋いで作った360°+αのパノラマ画像です(クリックで拡大)。
左の方が屈斜路湖ですが、右端にもう一度出てきています。右から4/5くらいに小さく見えているのが駐車場と売店です。

 

 

14.神の子池

美幌峠から神の子池まで、屈斜路湖と摩周湖の北側を通れれば距離は近いのですが、生憎そういう道はありません。峠を降りてから屈斜路湖畔を南向きに走り、この日2回目、前日を含めると3回目になる弟子屈市街近くの交差点を通過して、根室から来たときの道を少し東に走ってから、ようやく裏摩周展望台方面への北に向かう道に入ることが出来ます。

摩周湖の東北に位置する神の子池へは、舗装道路を外れてダート道になります・・・弟子屈からずっと前を走っていたバイクと軽自動車のペア行き先も同じでした。バイクは軽自動車の後ろでは砂埃で走れない様子で、先行していきました。すれ違いには少々気を使う道幅ですし、カーブでは自分の車も少しずつ滑っているようでした。

ウン十年前に家内が友人たちと来たときには殆ど秘境だったという神の子池、今は少しだけ観光地になりかかっていますが、それでも静かで神秘的な場所でした。

どういう池か、は、こちらを見ていただくのが手っ取り早いとして、

不思議な色の池の中では、勢い良く湧き出る水が砂を舞わせれています。小さな魚、オショロコマがその流れに逆らってじっとしていました。

点々と見えていたのが魚なのかどうなのか、その場で確信が持てなかったのが、後から見た動画ではちょろちょろしている様子が良く分かりました。

この後、斜里岳山麓の宿を目指しました。夕暮れにそびえる斜里岳が実に格好良かったのですが、写真はありません。
この日も250kmくらい走ったように記憶しています。

 

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