子育て戦争記(0歳前半)



そして私は子育てに当たって、私は2つのこだわりをもっていた。
    1.母乳
    2.布オムツ
これがまた私を苦しめる結果となった。

0ヶ月 1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月

0ヶ月

出産にて7日目退院して家に帰る。1ヶ月の約束で実家の母親に泊り込みで手伝 いにきてもらった。すごく助かった。母親が神に見えた。
母乳保育を熱望していたが、母乳の出はすこぶる悪かった。ほのほのの吸引力も強い ほうではなく、おっぱいを吸い始めてもすぐ離してしまう。でもおなかはすいている のか泣いてばかり。抱っこして寝ていても、ベッドにおくと泣いてしまう。ずーと抱 っこ状態。ひたすら寝不足である。自分に余裕が無いので、赤ちゃんを「かわいい」 なんて思うこともない。「この小さくて、よく泣く生き物をとにかく殺さないように しなくては」という使命感だけが頭を渦巻いていた。
毎日寝不足の状態に、自分はこのまま一生ぐっすり寝ることはできないんじゃないか と恐怖を感じてたりもした。
生後3週目ぐらいから、顔中に吹き出物が出まくる。すごい顔である。「この子どう なっちゃうんだろう?」すごく心配したが、2週間後くらいにはすっかり直った。一 安心である。


1ヶ月

手伝いに来てくれてた母親が帰ってしまう。自分で全てやらなくてはいけないと いうプレッシャーが襲い掛かる。1番不安なのは沐浴だ。気合一発やってみると何と かなるものだ。こんな感じでほんの少しずつ育児に自信もついてくる。
生後1ヶ月で体重がぎりぎり1kg増加し、何とか母乳育児の第一関門突破。授乳間 隔など全く無視。1時間に4回でも泣けばおっぱいを与える生活。相変わらすベット で寝てくれない。寝不足のまま。まだ赤ちゃんを「かわいい」と思う余裕は全く無い 状態が続く。
布オムツは大変ということもなく自分の生活に溶け込んだ。使用済みのオムツは、洗 濯液のはいったバケツに漬け込んでおき、次の日の朝そのまま洗濯機に入れて回せば OK。1日20枚ちかく洗っていたが、大変と思ったことは無かった。


2ヶ月

早々とべピーカーでの散歩を始める。自分の気分転換。赤ちゃんはとくに喜ぶこ とも無く、よく寝るようになったわけでもない。昼夜逆転現象が始まり、夜中の11 時から朝の6時まで、全く寝ない日が続く。私も一緒に逆転生活を送る。夫は自分で 起きて朝食を作って食べて会社に行っていた。申し訳ないと思いながらも、子育てで 精一杯の自分がいた。
2ヶ月の終わり頃になると首もすわってきた。ほんの少しではあるが笑顔をみせるよ うにもなってきた。ちょっとだけ「かわいい」と思う瞬間が出てくる。


3ヶ月

この時期夜泣きがすごくなる。あまりのひどさに夫から寝室を追い出される。別 の部屋に寝ていても「うるさくて近所迷惑だ!」と言われてしまう。今考えると寒く て泣いていた気がする。育児書に「赤ちゃんは暑がりだから、服や布団は大人より薄 めでいい。」ということが書かれていたのだが、隙間風だらけの我が家にはあてはま らなかったようだ。
泣き虫娘にはすっかり抱き癖がついてしまったらしく、毎日ずーっと抱っこでいつも 片手にほのほの、という感じで家事をこなしているうちに腱鞘炎になる。首もすわっ たのでおんぶ紐でおんぶ状態で家事をこなすようになる。やっぱり肩は凝るけど、家 事をするときはおんぶが一番だ。でもおんぶしてる時は寝てるのに、おろした瞬間に やっぱり起きてしまう。ごはんはおんぶしながらか、おっぱいを飲ませながら食べて いた。お行儀悪いけど泣かれてゆっくり食べられないよりはましです。御飯は泣き声 をききながらは食べられません。


4ヶ月

この時期ほのほのの体がしっかりして、寝返りもできるようになってきたので、 夜寝るとき「添い寝のおっぱい」を始めた。これは、画期的に素晴らしい効果があっ た。このおかげでほのほのは夜寝てくれるようになり4ヶ月続いた私の寝不足生活に 終止符が打たれた。もっと早くやりたかったが、やっぱり首もすわってなくて、全く 寝ているだけの赤ちゃんだと窒息させてしまう気がして怖くてできなかったのである 。もちろん夜中に何回か授乳はしたが、夜中にふとんのうえで寝たままおっぱいをく わえさせればよかったので、ちっとも苦ではなかった。睡眠もとれるようになり、自 分に余裕もでてきて、ほのほのの表情も豊かになり、ようやく自分の子供をかわいい と思えるようになってきた時期である。あー長かった。


5ヶ月

風邪をこじらせ初入院(病名「急性気管支炎」)。40度の熱を出して、すっかり 弱ったほのほのをみてあせって夜間の救急に駆け込む。しかし小児科の先生もおらず 、待ち時間が長いのに大した処置をしてもらえず憤りを覚える。次の日別の病院に行 くと「細菌感染している。こんなに小さいのにどうして救急病院で入院させてくれな かったのか」といわれますます不安になる。「検査結果を聞きに明日もまた来てくだ さい」といわれるが夕方また熱が40度を越えたので、総合病院に夜間外来で連れて 行く。そして、大事をとって入院させてもらう。1週間入院して無事退院。
離乳食を開始。未だに授乳時間など関係なく泣けばおっぱい生活を送っているほのほ のは「おっぱい命娘」。離乳食など見向きもせず、おっぱい求め泣き叫ぶ。暗い離乳 食生活の幕開けである。


6ヶ月

ほのほのはお座りもできるようになり、お人形さんのようでどんどんかわいくな っていく。親ばかパワー全開になってくる。写真をみてもこの頃のほのほのが一番か わいい気がする。何故かこの頃と今の目の大きさが一緒なのである。
離乳食は少しずつ食べ始めるが、ひとつの法則が生まれた。ほのほのはベビーフード を食べない子であった。少ししか食べなくても、私が作った離乳食しか食べないので ある。仕方がないので、多めに作って小分けに冷凍する作戦をとった。幸い作ると言 っても凝ったものは食べないので、おかゆと野菜の煮物が中心であった。
6ヶ月の健診のときに体重の増加が少なく栄養指導を受けることになった。そのとき に授乳間隔を無視して泣いたときにおっぱいを与えていると栄養士の人に言ったら怒 られた。4時間おきにしないと離乳食も進められないとのこと。仕方がないので、そ の日から4時間間隔授乳に挑戦したが、親子ともにストレスがたまり、5日で断念。 今思えば1歳過ぎてもおっぱいだけで足りる子供なんていないんだから、おっぱいを 飲みたいうちはおっぱいを飲ませて、本人が離乳食を食べたければ食べさせるのが自 然な形。無理に4時間授乳なんてさせなくったてよかったのにと思う。
はいはいもできるようになる。はいはいって最初からお尻をあげてできるものだと思 っていたけど、最初は歩腹前進みたい。ちょっとあざらしみたいでおもしろい。


★ 0歳後半 ★
戻るトップページへ戻る

ご意見・ご感想