愛知県碧南市 名鉄三河線「新川町」に賑わい 静かにはじまる「新川夏祭り」

碧南の祭へ行こう!

伝統的スタイル?新川の夏祭り

いわゆる露店がズラリとする クールな気風を持つ新川人のためのお祭り

テントに集まる子供達

<静かに始まる夏祭り…新川の夏祭りを訪れての第一印象である。まだ時間が早かったので、人もまばら、 テント内の露店もゆっくりと作業をしている。新川の街は忙しくない。これがたとえば大浜であったのなら、 作業を巡る怒声が飛び交い、親に叩かれる子供の鳴き声、昼間から顔を赤らめたオジさんたちが、 フラリ~フラリと徘徊しているだろう。>新川は、ウンと土地のあがった台地の上に形成された街。 その見下ろす選民意識が新川の人々を上品にさせたのかも知れない。 新川の夏祭り会場は名鉄新川町駅から南に行く通りとそれに交差する道である。 メイン会場のステージ上では、女装したエンターティナーのショウが始まった。警察官による交通規制も本格的にスタート、 いよいよ新川夏祭りを体感する時が来た。ざわざわしてきた、浴衣姿の子供達が闊歩しはじめる。 輪投げ・ダーツゲーム・サイコロゲームなどで、キャッキャッとはしゃぐ子供達。全て地元の人の手による露店らしい。 近所のご婦人方がボランティアでやっているのか、小綺麗なオープンスタイルカフェ。話好きなご婦人方がおしゃべりに夢中。  ”夏祭り”である。それも地元の人による地元の人のための夏祭りである。 各露店を一歩引いた感じで流す、肩の力の抜けた楽しみ方は、まさに新川スタイルである。

ヘボト自画像ヘボトの「踊躍歓喜(ゆやくかんき)」

仮設店舗に集まる子供達

「本当は面白い、夜が本番?」

新川で行われる「夏祭り」は夕方5時30分から始まり、メインの催しである「盆踊り」は午後6時から始まることになっていた。私が実際に行ったのは、夕方からの「夏祭り」だけであった。本当は「盆踊り」で熱く盛り上がっていたのかもしれない。 メイン会場と交差する商店街では「夏祭り」に合わせて各自趣向を凝らしたイベントをやっており、盛りあげようという気持ちが見る者にも伝わってくるものだった。 老舗の『文化堂』(書店)さんは著名な占い師の先生を呼んで、店頭に「占いコーナー」を設け、人気を博していたようである。 (この内容は2003年8月10日に行われた夏祭りを元に作成)

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