愛知県・碧南市 どこから眺めても美しい「新川橋」のイルミネーションを紹介

碧南イルミネーション

新川橋 (しんかわばし)

帆船を模したデザインの「新川橋」 小舟の揺らぎが心地良いリズムを生む

新川橋と漁船

<宝永2(1705)に完成した新川は、地域の発展に深く寄与。平成9年(1997)に竣工した「新川橋」は”海原へと進む帆船”を模したデザイン。本郷からの不当な弾圧から独立を勝ち取った先人達の意気揚々とした姿に重なる。小舟の揺らぎに耳を澄ませ楽しむ午前零時までの世界> 2年あまりの工期をかけて宝永2年(1705)に完成した「新川」。当初は油ヶ渕の悪水抜きという目的が開削されたが、沿岸に瓦や土器・煉瓦を製産する工場が立ち並ぶと水運としての機能を任され、大きく地域を発展させた。 明治16年(1883)に本郷である大濱村から「北大濱村」として独立、さらに明治25年(1892)には町制を施行した。 その際に町名を「新川町」と命名したのは、地域を大きく発展させてくれた河川への敬意に他ならない。 その新川の名を冠した「新川橋」にイルミネーションが飾られている。 海原を行く帆船を模した外観を持つ新川橋に垂らされる光のライン。 夜7時を過ぎ、静かになった新川橋。時折、船溜まりの小舟が揺らぎ、キュキュッと音を立てる。 右岸にある中華料理店の店明かりさえ演出に思えてくる。新川橋を囲む情景は、まるで幻灯の世界。 いつまでも見ていたい気分だが、午前零時には闇へと消えてしまう。

ヘボト自画像ヘボトの「電飾紀行(でんしょくきこう)」

明石公園の観覧車

「明石公園の観覧車」

碧南市を縦断する「産業道路」は近代工業都市と変貌した碧南市にとって大動脈ともいえる道路。南下して明石インターに差し掛かる辺りの暗闇に光の輪が浮かび上がる。 かつて千石船が停泊したという「松江湊」の海岸線跡に出来た「明石公園」の観覧車が光の輪の正体。 公園自体は午後5時に閉園してしまうが、観覧車に設えたイルミネーションだけは閉園以後も輝き続けている。 観覧車のイルミネーションは、時間の経過と共に色合いを変える趣向が凝らされ、見ているだけでも面白い。 また産業道路を跨ぐ歩道橋「明石スカイブリッジ」にも仄かな明かりが灯され幻想的。ただし車の走行中に脇見することは厳禁である。 産業道路は信号少ない快走路な為、結構なスピードで流れており、一度事故が起これば大惨事になる可能性が高い。 安全を確保し、この観覧車のイルミネーションを楽しんで欲しい。

< text • photo by heboto >


Copyright (c) 2002-2010 heboto All Rights Reserved
このページに関する御意見は【公式ブログ】までお願い致します。