第4話 詳細、その他

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 「魔術師の遺産」・・・・・・・・・・・・・・・(1998年 正月) GM:高羽氏

黒い髑髏」を狙うダークエルフを倒す。


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「いきなり、ソードワールド」(長文)上田 1998/ 01/ 08
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そういえば、正月の3日にソード ワールドやりました。
ゲームの予定はなかったけれど、高羽氏が「やろう」と言ったので、いきなりのゲームプレイになってしまった。
名古屋の連中は、月1でソードワールドの持ち回りマスターでゲームをやっているらしい。
僕の参加は予定になかったけれど、ひさしぶりのゲームなのでまぜてもらいました。
どうせなら、先にやるといってほしかったものだ。(丁度、1週間前に、SWの固くて重い、攻撃に使えるルールブックを買ったばかりだったのに....)

(僕にとっての)ひさしぶりのゲームに参加していた顔ぶれは以下のとおり。
ファリスの神官戦士」香川
マイリーの僧侶」 秋山
物知りのグラスランナー」脇田
ドワーフの弓兵」僕
そして、 「SWの偉大なるGM」 高羽 「NPC魔術師」高羽氏のPC

キャラクターの名前は自分のものを含めて、ものの見事に忘れているので、書けなかった。
ゲームは、とある伯爵が支配する町から始まった。
この町のSWお決まりの「冒険者の宿」から始まる。
前から参加していたPCの買い物に最初は時間をとられた(鎧の新調らしかった)。
鎧屋で、GMが僕のドワーフを登場させ、鎧屋のおやじ(こいつもドワーフで、知り合いということになってしまった。)の仲介で冒険者同士一緒のグループにさせようと工作して失敗するということが起こってしまう。
おやじの仲介にも関わらず、僕のドワーフが強引なシチュエーションに「No」と言ったからだ。
ファリス神官戦士が言う「冒険の話も無いのに、一緒になる意味はないな。また、話があったら誘ってあげよう。」GMの詰めが甘かった。

このあとで、PCのそれぞれは、SWお決まりの「冒険者の宿」へと向かった。
そこで、「キャプテン」と呼ばれている男(*1)から、内陸の湖岸沿いの村々をまわる交易の旅の護衛を頼まれた。(もちろん、ドワーフを除いてだ)
シナリオに置いてきぼりを食らわされないように、依頼人が他の冒険者を募った所で名乗りをあげて、ドワーフも旅に参加できるようにした。

装備を買っていたので、一通りの雑談が続いた。
D&DとSWの馬の扱いの違いについての会話があった。
「D&Dは馬を武器や楯にするけれど、SWは馬が貴重品なので、人が馬の武器や楯になる」

護衛の旅は楽なもので、最初の1週間は何事もなかった。
ただ、旅立ちの最初に香川氏がGMに聞いてはならない穴を尋ねてしまったので、進行がストップしてしまうことがあった。
(くわしくは、書かないけど、SWのシナリオ作成に多大なる影響をあたえそうな大穴である。)
けれども、まあ、何事もなかったので、湖のそばにある最初の村に無事だどりつく事ができたのである。

最初の村では、GMの「あやしげな男登場」攻撃が炸裂した。
このあやしげな男は、魔術師の財宝を一緒に探す仲間を募っていた。
しかし、誰もついてゆかなかった。
この後で、魔術師についての聞き込み(僕はやってません。こういうのはほとんど他人まかせにする主義です)の最中、村の男ひとりが隣村から戻ってこない、といった情報を入手した。

村長と会話したファリス神官戦士は、村人の捜索を、村長に頼まれた。
こうなると、PCらは捜索に行かなくてはならなくなる。
この付近では、以前よりゴブリンの出没がうわさされていた土地柄なので、道の安全の確認も兼ねて、捜索の旅に出発した。
(いつのまにか、ドワーフも一緒に)

隣村へ向かう途中で、小道を爆走してくる「馬」があった。
みんな色めきたつ!「馬(=1500〜5000ガメル)だ!」 ...馬をどう捕まえるかを考えている間に馬が近づいてきた。
馬のうえには、一人の村人がしがみついていた。
馬は、暴走していたので、止めなくてはならないと誰もが思った。
物知りグラスランナーが、馬に飛び乗って、馬を止めて村人を助けた。
話を聞くと、どうやら隣村が、妖魔連中に襲われたらしい事がわかる。
急いで隣村へ向かう。

隣村では、悲惨なことになっていた。
村が黒肌の妖魔達とゴブリンに襲われてむちゃくちゃにされていた。
黒肌の妖魔は、別の場所へ向かったらしく、村にはいなかった。しかし、ゴブリンが10体ほど駐留していた。もちろん戦闘になる。
SWで一番有名な呪文「スリープクラウド」で、ゴブリンは一網打尽にされる。あっけない。

村では探していた男が見つかった。そして、新しい情報を入手する。
黒肌の妖魔達が、黒色の髑髏の彫刻品を探しているらしいという事と、髑髏の彫刻品の持ち主が、例の最初の村で名前だけ出てきた魔術師であるらしいということである。
いま、魔術師は別の第3の村でラーダの司祭をしているという話である。
妖魔達には司祭(魔術師)の居場所は教えていないらしい。(*2)

翌日、3つめの村へと向かう。そこには、妖魔らが攻めて来なかったらしく、平和であった。
目的の司祭(魔術師)を探したが、その人はすでに亡くなっていた。
しかし、彼の遺品から、地図が見付かり、近くの森林地帯の中に、遺跡らしいものが存在することがわかった。 ....書くのに疲れてきたな。

翌日に、森の中の遺跡に向かった。遺跡は、崖に口を開いた洞窟の奥に隠されていた。
洞窟が人工的な石造りの部屋に変わるところで「あやしい杖」を発見した。
あやしい杖は、それに触れたものの頭に直接語りかけてくるものだった。杖は色々な知識を持っていて、また、ソーサラー魔法が使えた。
持ち主に、3レベルまでの魔法を使う能力を授けるのである。この、あやしい杖の所有をめぐってほとんど争いにはならなかった。
みんなで、物知りグラスランナーに押し付けた。(*3)
杖は、例の怪しい黒い髑髏と対になった品物で、黒い髑髏についての知識を授けてくれた。
黒い髑髏は、恐ろしい力を持っていて、黒い髑髏にひと噛みされた死体は亡者となって蘇るというものだ。

ファリス神官戦士の提案で、黒い髑髏はこの遺跡に置いておくよりも、大都市のファリス神殿に奉納しておくべきであるという結論に達した。
洞窟の奥深くへと潜ってゆく。途中、矢の罠にひっかかり、ワイトと戦い、なぞかけを解いて、目指す髑髏を手に入れた。
この遺跡はよくデザインされていると思った。(仕掛けとモンスターのバランス、謎かけがよい)また、あやしい杖は、その実力を発揮しつつあった。
物知りグラスランナーが(嬉しそうに)怪物判定をしようとすると、ロールの判定なしに杖がすべての情報をバラしてしまう。
まあ、脇田師匠の場合、ソードワールドのルールを無視して、平気でデータを口ずさむ傾向があるので、杖の登場のおかげで、口ずさむ事にちゃんとした「言い訳」が登場し、矛盾が無くなったといえる。
そのかわり、一切の知識ロールが振れなくなったけれど。(この分野でピンゾロはもう出ない) ....この時点で、僕は大分と体調を崩していた。
まあ、でも熱出しながら続けていた。

遺跡から出てきて、3つめの村に戻ってきたその夜に黒肌の妖魔、ダークエルフの連中が襲ってきた。
村の真ん中にに、サラマンダーを放ち、火事を起こした。
そして、火事の起こる最中、ダークエルフ、悪の魔術師、ワーウルフなどが大挙して襲ってきた。
この連中の中の魔術師は、以前のゲームにて登場した悪の魔術師の子分らしく親分からの伝言を喚いていた。
あたまが、ぼーとしていて、よくわからなかった。最後は、総力戦となった。冒険者のレベルが高いせいかあまり苦労もなく勝利を収めることができた。
相手は魔術師を除いて、死に絶えた。

ゲームプレイはここまでで、長〜いゲームとなった。5時間以上続いたはずである。

(*1):ちゃんとした名前があったが....忘れた....

(*2) :この時点で思うのだが、NPCやPC、場所の名前全部忘れている。う〜ん。

(*3):まあ、プレイヤーが嫌がってないからいいや。

最後に、「秋山元帥よ。コメント付けてくれ。」「林君。部屋を貸してくれてありがとう。あの部屋の住人は一体何人いるんだ?」 ======================================================