ゲーム

・天外2の思い出 四・
♪夏が来れば〜思い出す〜
というわけで唐突にMy best RPG『天外魔境2』の思い出でも語ってみんと欲す。
猿の次は犬。干支の話ではないのです(酉が抜けてるし)。

土偶ロボ

【因幡〜出雲:馬鹿野城】

パーティキャラ
卍丸 極楽 絹 シロ
ペペが砂神城を逃げ出したことで、出雲へつながる鹿野村への道を塞ぐ竜巻が消滅。
これで出雲へ入れるぜ!と思ったら、鹿野村で何やら問題発生の模様。
いわく出雲との国境に根の城:馬鹿野城(うましかのしろ、決してばかのしろと読んではいけない)が出来て・・・というか村の男衆を徴収されて建造させられて、 名品である酒も全て徴収されて、さらにその城主が花嫁を三人よこせといってるらしいとのこと。
それを聞いた極楽
「花嫁が三人?ちょうどいいじゃねぇか!」
といって彼が実行した作戦は・・・
卍丸・絹・極楽が花嫁に扮して城に潜入するというもの。

・・・それは無理がありすぎるぜ、極楽さんよぉ。
と呆れる村長さんに連れられて馬鹿野城に入ると・・・
村人から村の娘でないことを看破され、「少なくとも一人は女ですらない!」とツッコまれる。
あれ?予想通り作戦失敗?と思ったら、彼はこういう。
「まぁ、ヤツにはわかんねぇだろうな、何せ馬鹿だから!」
え?馬鹿なの?死ぬの?
他の村人もいう。
「ヤツは馬鹿だけど強いぜ。だけどその強さを補って余りあるほど馬鹿なのも事実なんだけどね」
オ、オラ混乱してきたぞ!
強いのか、馬鹿なのか、馬鹿で強いのか、強いけど馬鹿なのか?
そう考えながら、上の階に上がると・・・
タキシード姿の三博士による馬鹿野城城主説明が。
あれ?花嫁姿なのはスルー?
どうやらこの城の城主は前作の大門教十三使徒の一人で、火の一族(ジライヤ)に雪辱を味あわせられ、 火の一族に対する復讐の機会を伺っていたらしい。
少々戦い方に欠点があるが、それは三博士によって克服したらしい。
そして、「それではフィルム、スタートぉ!」の声と共に映し出されたのは・・・
マントー

縄跳びやタイヤ引き、バーベル上げをする猿のPV(プロモーションビデオ)?
最後のデカデカと表示されるマントー2の文字!

・・・1やってなかったから、誰?アンタ?状態。
でも前作からの引き続きキャラな上に三博士により欠点を克服しているのだとしたら、かなり強いんじゃないかと。
そんなことを考えていると、村人がこんなことをいう。
「マントーを倒せば出雲への道が開けるからがんばってください。
あ、でもがんばらなくても「突破」で十分かもしれないな。
猿モノは追わずっていいますしね」


誰ウマ(誰が上手いことを言えといったの意)。
そんな役に立たないアドバイスを貰いながら上の階へ行くと、
壁からケーブルを引きずりながら、マントーさんがこんにちは。
 マントーは火の一族へ復讐するために、腹筋一日20回、腕立て一日50回、計算ドリル一日1ページの血の滲む特訓と、 根の一族によるパワーアップ手術を受けたらしい。
背中から伸びたケーブルはそのパワーアップ装置で、これにより『馬鹿(うましか)の術』の無限使用が可能になったらしい。
余程自信があるのか、「逃げてもいいんだぜ?火の一族!俺は弱虫は追わない主義なんだ!」と挑発するマントー。
色々とツッコミどころがあるが、何やら本気で不味そうな雰囲気。
そして、戦闘開始!
いきなり『馬鹿の術』が絹に直撃し、絹戦闘不能確認!
な、なんちゅう威力じゃ・・・。
こんなもんを無限使用されたら、勝てるわけない!
しかもある程度ダメージを与えるパワーアップ装置で体力が1000回復してしまう!
・・・と絶望感漂う中、先ほどの村人の与太話が頭をよぎる。
「突破」選択。

・・・あれ?ボス戦なのに逃げれちゃった?
大魔王じゃないから?(「・・・知らなかったのか?大魔王からは逃げられない!」)
絹を回復させ、マントーを無視して先に進もうとすると・・・
「俺様を無視して先にいくんじゃなーい!!」とケーブルをぶっちぎって、追っかけてくる!
・・・主義はどこいった?というかパワーアップ装置お釈迦。
こうなると『馬鹿の術』は二回しか使えないので、楽勝!

 上の階に行くと、今度は移動式の小型パワーアップ装置をつけたマントーが待っている。
いわく「今度は逃げても無駄だ!」と。
問答無用で「突破」選択。
今度は移動式なのでそのまま追ってくるものの狭くなった通路にパワーアップ装置が引っ掛かり、結局ケーブルぶっちぎれ。
またしても『馬鹿の術』は二回しか使えないので、楽勝!

上の階に上がる途中の村人の情報によると、マントーが使うらしい機械があったので配線を逆につないでおいたとのこと。
そして、小型の装着式パワーアップ装置を身につけ現れるマントー。
ハイパー馬鹿の術を発射しようとするものの、先の村人の情報のとおり配線違いで大爆発を起こし、真っ黒になるマントー。
さらに上の階に上がる途中の村人の情報によると、この先にせり上がり式の床があるが寸足らずに作っておいたとのこと。
そして、せり上がり式の床からかっこよく登場しようとするものの、つっかえて穴にはまる格好になったマントー。
村人の話によると出雲への道が開けたからマントーは放置して先に進んで欲しい、
さらにマントーは根の一族ではないから、このことは見なかったことにしてくれと三博士から念をおされたとのこと。

 とりあえずプレイヤーを笑わせるためだけに遥か坂東から来た『ある意味』最強の敵・マントーに敬意(笑)を表しつつ、 暗黒ランが待つ出雲へGO!
(余談ではあるが、マントーは戦闘方法を工夫すれば別にケーブルをぶっちぎらなくても倒せたりする。)

【出雲〜石見:犬神寺】

パーティキャラ
卍丸 極楽 絹 シロ
出雲に入ると、恒例の三博士がヨミへ報告する場面が挿入される。
そこでマントーが失敗だったことを苦笑しながら告げ、
「ですから、次は犬です。犬は猿よりきっと役に立ちます」
何やら、自信ありげな上に嫌な予感。
さらに次の出雲の国は根の一族の出身地であり、 根の国を暗黒ランを乗せたまま海上に切り離したとのこと。
どうやら千年前にも同じ戦術をとり、その時は四人の火の勇者によって島を引かれたらしい。
って火の勇者、どんだけ化け物Σ(゚Д゚;)!?
しかし、砂神城の時同様四人の火の勇者が必要・・・か。
シロでは限界があるだろうし、カブキはどこで何やってんだか。

 そんなこんなで最初の町・松江に入ると、最近根の一族が野犬狩りをしていること、 石見との国境に溶岩が湧き出しているが人形屋で売っている土偶ロボなら溶岩の上も歩けるらしいということがわかる。
早速人形屋に行ってみると・・・入口から大量の土偶ロボが出てくる。
そして、最後尾に三博士の姿が。
人形屋に入ると、経営しているのが足下兄弟で、売り物は遺跡からの盗品ばかりだということがわかる。
さらに土偶ロボ百体を根の一族に売ったことも。
・・・なんかヤバそう。
 とりあえず土偶ロボがないので溶岩が邪魔していない『縁切洞』から石見へ。
『縁切洞』に入るとすぐに絹が何やら予知したらしいが、黙っている。
少し進むと急に画面が暗転し、シロが姿を消していることに気付く。
パーティキャラ
卍丸 極楽 絹
一体何が?と思って先に進むと、 某世紀末救世主伝説に出てくる主人公の拳法が通じなさそうな男?が
ニック
「アンタ達の犬はアタシが貰っていくわよ!
そこのつづらに犬の首輪を入れておいたから、せいぜいソレでも見て悔しがりなさい!
どうしても取り返したいなら、犬神寺までいらっしゃい!
いつでも歓迎するわよ!きっとシロも喜ぶわ!」

と某世紀末救世主伝説の拳王様の声で宣言して去っていく。
その傍には言ったとおりに宝箱があり、その中には『シロの首輪』が入っていた。
これは最近、根の一族が野犬狩りをしていたことに関係が?
となるとシロは一体どうなってしまうのか・・・?
とパーティの戦力大激減もあって、動揺していると絹がつぶやく。
「・・・シロは大丈夫です。シロは必ず戻ってきます。
そして・・・二度、私たちを助けてくれます」
と。

だが、『縁切洞』を抜けた先にある猪目村で、『縁切洞』で別れた人とは 生きて二度と会えないという言い伝えがあると聞く。
さらに村中の犬がいなくなってしまったこと、西にある犬神寺から夜な夜な犬の悲痛な鳴き声が聴こえてくること等を聞く。
・・・ホントにシロ、大丈夫なのか?
ちなみに先の展開の伏線としては、旦那さんが行方不明の家に豚が一頭迷い込んでいて、 奥さんが旦那さんがいないので先に食べるわけにもいかない、と嘆いているのに注目したい。
 ともかく先のハート様(仮)のいうとおり、犬神寺に向かうと土偶ロボと何回か戦闘することになる。
土偶ロボは体力の高さもさることながら、吐き出す炎の攻撃力がかなり高く苦戦を強いられる。
それでも何とか退けて、地下に向かうと無数の土偶ロボの前にハート様(仮)とシロの姿が!
しかし、シロの頭には何やら装置が取り付けてあり、ハート様(仮)に操られているようである!
そして、ハート様(仮)の名は地獄釜の肉助、通称ニックといい、もしシロを倒せても後ろには百体の土偶ロボがいるから、生きて帰れない、 だから「安心して飼い犬に咬まれて死になさい!」ということである。
ついに始まるシロとの避けられぬ死闘!
・・・ここで・天外2の思い出 壱・の伏線を思い出して欲しい。
ドラクエ5でゲレゲレを仲間にする時に何を使ったか?
私はこのシロのイベントを経験していたのであっさり分かったのである。
つまり・・・犯人はヤス。
ではなく、『シロの首輪』を使うことでシロを正気に戻すことができるのだ!
・・・だが、ここからがドラクエ5とはかなり異なる展開。
シロを正気に戻したところで後ろには百体の土偶ロボが控えている。
つまりどうあがいたところで
卍丸たちの旅はここで終わりを告げた!・・・完!!!
となってしまうのだ。
そのため、シロは正気に戻ると、戦闘画面奥にダッシュしていく。
・・・そう、後ろに控える土偶ロボに向けて!
そして、中心にいる土偶ロボに向かってジャンプ!!
・・・そのまま自爆!!!
自爆により発生した光球に包まれる土偶ロボ達。

光が消えると、そこには土偶ロボの残骸しか残っていなかった・・・。
あまりの出来事にへたりこむニックは火の勇者の絆を甘くみたことを反省して、去っていく。
そして、卍丸たちは発進口に一つだけ残った土偶ロボに乗って犬神寺を跡にするのだった。
・・・仲間を失った哀しい記憶と共に。

・・・つづく



シ、シローっ!!
ニックってのは許せないね!
お?珍しゅう熱くなっとんなぁ。
でもこれからもっとエグいことをするんやで。
移植版じゃ修正されてまうくらいに。
えっ!?
一体何をするの!?
するちゅうか、させるっちゅうか。
まぁ、そいつは次回やな。
それよか、実はここで土偶ロボに乗らずに外に出て全滅すると、ハマるから気ぃつけや。
多分、このゲーム唯一のハマリポイントや。
ふ〜ん。
そういえば、本当は今回で暗黒ランを切るところまで
説明するつもりだったらしいね。
思うた以上にマントーが長くなったんと、
ニックの部分をもう少し掘り下げたかったからやとさ。

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