日本共産党碧南市会議員団

日本共産党
議員団の紹介 定例市会報告
ホット情報 見解・声明 日本共産党愛知県委員会

これでいいのか
  
くるくるバス
業者変更で職場なくす運転手


名鉄知多タクシーが落札

 4月16日、くるくるバスの委託業者が入札で名鉄知多タクシーに変わりました。くるくるバスは7名の運転手で運行しています。このうち3名は愛知つばめ交通に残り、他の業務に変わる予定とのことです。高齢者を中心に4名は、名鉄知多タクシーに移転して、くるくるバスの運転を続行する見通しですが賃金引下げがすでに示されているそうです。

5年ごとに業者見直しで「やさしいバス」になるのか

 「5年たったら入札で業者見直し」が碧南市の方針とのことですが、血も涙もないやり方です。
 現在の運転手の中には、環境課のパート職員として雇用され、業務の民営化によって職を奪われくるくるバスの運転手になった方が複数いらっしゃいます。自分の意思と関わりなく、公共事業の入札によって仕事先が変更したりなくなったのでは、安心して働けません。
 5年間の努力も評価されず「安ければよし」との判断でくるくる業者替えがされれば、仕事に対する熱意もうすれてしまいます。
 大人気でお客さんがあふれる、くるくるバス『「次の停留所で降りる人があるからちょごんで乗りな」の運転手の言葉で、なごやかになり救われた。』との声も寄せられています。ゆずりあいのなごやかバスなのに市当局だけが価格破壊を強要するとは・・・・。

低価格は低賃金の押し付け
 
 請負価格の中には、ガソリン代、修繕費、車検費用、人件費が含まれています。低価格での請け負いは低賃金と引き換えの契約となります。
 「安かろう、悪かろう」のように労働条件の引き下げは、勤労意欲をなくします。がんばっても、5年先には切られるとなれば努力のしがいもありません。
 公共施設のレストランなどは、随意契約で行っています。
 競争入札が基本とはいえ、時と場合によっては随意契約で行ったり、人件費も最低限の保障をし経験年数による加算も加味したものにすべきではないでしょうか。



業者名

入札価格 落札業者
名鉄知多タクシー 2,300万円 落札・ 6月〜
愛知つばめ交通 2,465万円 5月まで
丸共通運 2,500万円 -
大興タクシー 2,930.2万円 -
三光陸運 3,635.7950万円 -
カリツー 3,659.4万円 -
名古屋鉄道・岡崎総括自動車 5,244.8万円 -



県男女共同参画室に持ち込む

産休中の長時間保育受け入れ「4時から長時間扱いは論外」


 平成15年度から碧南市が長時間保育料を徴収するため4時以降は長時間保育料対象としました。15年度からの長時間希望者を募る際「産休中は4時で迎えに」と指導。父母からの苦情の投書が日本共産党に寄せられました。
 日本共産党山口はるみ市議は、担当課と交渉しましたが「子育ては女の仕事」といわんばかり「どうしても、どうしても長時間が必要なら受けます。近所の人に迎えをたのむなどしてください」との対応に、愛知県男女共同参画室の相談に持ち込みました。
 5月22日、西三河事務所で対応した弁護士の乾てい子相談員は「私も岩倉市で、産休明け保育第一号で子どもを育ててきました。保育士さんも、午後6時ごろまでは、ちゃんと保育に責任持つのが本来なのに、過密労働などでゆとりがないのかも知れませんね。市の側も、集団保育のマイナス面だけでなく、プラス面も考えるといいですね。」など、共に働く女性の厳しい状況を語り合いました。訴えを聞くのは県知事ですが、参画室に指導の強力な権限がないことも訴えられ、今後は、行政の遅れを女性の側から改善していきましょうと確認しあいました。


消防広域連合で早くも問題
名古屋で受ける緊急通報システム、遅くなった救急車


知立・刈谷に集中。碧南激減
 消防広域連合が発足してまもなく2ヶ月になります。
 知立市では、いままで2台の救急車で対応していたのに、各署所一台の原則から一台の救急車を「整備車」としてお蔵入りにしています。その上市外出動が4月で60件と異常に増加しました。その結果、救急車の到着が10分をこえるほど遅くなってしまいました。消防職員も、仮眠する間もないほど多忙を極めています。その一方碧南市は出動回数が、激減しています。8億9千万円もかけた通信システムで画一的に、エリアわけしたことがアダになっています。五市合併前はスムーズにいっていたのに大後退と知立市民はおこっています。

碧南署員の削減がねらわれる
 次期人事異動の時は、碧南の署員を知立や安城、刈谷などに回されることが予想されます。
 せっかく、市民の税金でつちかった消防職員を他市に取られるのは不本意なことです。

直轄の緊急通報システムも後退
 一人暮らしの安全を確保する緊急通報システムも、碧南市は直接消防署でうけていましたが、広域連合では、名古屋の業者に委託してしまいました。今後は、いったん名古屋に電話が入り、碧南担当の委託業者に訪問が依頼されることになります。
 とんでもない時間のかかるシステムになってしまいました。
 結局、日本共産党の指摘したように「デメリット」だ浮き彫りになっている現状です。

連合議会ではいねむり議員も
 一方、連合議会では、年4回の定例議会の開催を2回で提案したり、発言の制限を厳しくしたりの、かたちばかりのものにしようとしています。日本共産党からは、唯一知立市の中島牧子議員が選出され改善の声をあげています。先日の議会では、議案提案者の議員(刈谷市選出)がいねむりをして、議長に起こされたとか。45万人の命と財産を守る消防行政が揺らいでいます。



消防署所名

4月出動回数 ()は市外出動 3月出動回数
救急碧南本署 34件 -  44件
碧南北分署 42件 (18件)    55件
碧南東分署 60件 (2件)    68件
刈谷本署 169件 (6件)   397件
刈谷北分署 110件 (19件)
刈谷南分署 86件 (25件)
安城本署 191件 (4件)   475件
安城北分署 131件 (17件)
安城南分署 69件 -
安城西出張所 64件 (8件)
知立署 195件 (60件)   154件
高浜署 89件 (13件)    95件
 合  計 1,240件 1,288件