広がる少人数学級２９道県２政令市 市町村独自の取り組みも 　少人数学級の取り組みは、全国に広がり２００３年には２９道県２政令市が実施しています。また、市町村独自に踏み切る自治体も増えています。愛知県下では犬山市、一宮市、安城市、尾西市、木曽川町で実施されています。 山形では５学年まで実施 　山形県は小学校５年生まで拡大するとともに「指導方法が『40人学級』のときと同じでは、教育効果は上がらない」（県教委）として、授業や生活指導の改善に向けた研究を進めています。 　このように「少人数学級」が大きく広がっている背景には、学力問題やいじめ・不登校など子どもと教育をめぐる困難を何とかしたいという国民の強い思いがあります。 碧南市も早期実施を 　犬山市教育委員会は「県待ちではしょうがない」と市費一億円で加配教師を雇用して実施しています。安城市も４０００万円の市費で今年度から実施しています。碧南市も、来年度の予測で中央小で38人、鷲塚小で39人の新一年生クラスとなってしまいます。一クラス増やす決断が求められています。 18年〜教員配置見直しに向け国県に大運動を 　国は、平成18年度から教員配置数の見直しを行います。 小人数学級を国の制度として大きな運動にすることが重要です。 まず碧南市独自で実施して運動の一翼をになうことを日本共産党はもとめます。

少人数学級実施状況（●は２００３年新規実施） 北海道 モデル校の小１・２で３５人以下、一部高校で３０人で編成する特例 青森 小１・２、中１で３３人以下、一部の高校で３５人以下 秋田 小１・２、中１で３０人程度 山形 小１〜５で３３人以下 福島 小１・２、中１で３０人以下 茨城 一部の小１・２で３５人以下 栃木 ●中１で３５人以下 群馬 ●一部の小１で３０人以下 埼玉 一部の小１・２、中１で３８人以下、一部高１・２で３０人程度 千葉 一部の小１・２で３８人以下 新潟 小１・２で３２人以下 福井 一部の高校で３５人以下 長野 小１〜３で３０人規模 三重 ●小１で３０人以下 滋賀 ●小１、中１で３５人以下 和歌山 ●一部の小１で３５人程度 鳥取 小１・２で３０人以下、中１でも試行 島根 ●小１で３０人以下、０４年度小２も 岡山 一部の中１で３５人以下 広島 小１・２で３５人以下 山口 中１で３５人以下 徳島 ●小１で３５人以下、０４年度小２も 香川 高校専門学科で３５人以下 愛媛 一部の小１・２、中１で３５人程度 高知 一部の高校専門学科で３５人以下 熊本 ●小１で３５人以下 宮崎 小１で３０人以下 鹿児島 小１で３５人以下 沖縄 モデル校の小１で３５人以下 名古屋 小１で３０人以下 京都市 ●小１で３５人以下、０４年度小２も 愛知県犬山市 ●一宮市・尾西市・安城市・木曽川町（愛知県）、池田市・岸和田市（大阪府）、滋賀県水口町、広島県三次市、熊本市

碧南市小中学校の、学級人数 （もっとも多いクラス人数） 学校 Ｈ16年度１年予 １年 ２年 ３年 ４年 ５年 ６年 新川小 ３５人 ３５人 ４０人 ３３人 ３８人 ３７人 ３７人 中央小 ３８人 ３５人 ３８人 ３５人 ３６人 ３７人 ３５人 大浜小 ３３人 ３２人 ３２人 ３１人 ３５人 ３９人 ３１人 棚尾小 ３２人 ３６人 ３５人 ３９人 ３３人 ３１人 ３７人 日進小 ３３人 ３８人 ２３人 ２４人 ２７人 ２５人 ２８人 鷲塚小 ３９人 ２９人 ３７人 ３１人 ３２人 ３１人 ４０人 西端小 ３０人 ２７人 ３８人 ３４人 ３１人 ２９人 ３１人 新川中 ３7人 ３３人 ３４人 ３３人 - - - 中央中 ３8人 ３４人 ３９人 ３９人 - - - 南　中 ３９人 ３８人 ３９人 ３８人 - - - 東　中 ３８人 ３９人 ３５人 ３９人 - - - 西端中 ３１人 ２９人 ３０人 ３２人 - - -