平成7年度に碧南・高浜地域精神障害者小規模作業所として地域家族会「あおみ会」の運営で開所しました。
開所にあたっては、家族会の方々の手弁当の活動と、行政(碧南保健所、碧南市、高浜市など)のサポート、地域の方々の理解がありました。メンバーさんが作業所作りの大きな力となりました。
開所当初は、碧南市内(新川地区)のメンバーさん宅の作業場を借りていましたが、平成7年夏には碧南市篭田町の一軒家に引っ越しました。木々が多く、庭では家庭菜園を楽しむことが出来ました。「軽井沢」と呼ばれていた離れもありましたがだんだん手狭になり、平成20年10月に現在地に引っ越しました。
最初の頃は作業をのんびりやっていましたが、「レクリエーション」「クラブ活動(2人以上で好きなことに取り組む)」「食事会」「手芸教室『ひまわり』」など色々な活動が増えてきました。
研修目的の外出「外出の日」であちこち出掛けました。平成21年と22年には、「当事者活動についてもっと知りたい」ということで、北海道浦河町の「べてるの家」にメンバーさん、ご家族、ボラさん、職員で出かけました。
平成24年度からは碧南・高浜地域の地域活動支援センターになりました。障害者自立支援法が出来てから「小規模作業所の今後」について勉強会を重ね、平成19年1月にNPO法人ハートフルあおみを設立。法人と家族会は、「地域活動支援センターになること」を希望して行政(碧南市、高浜市)との話を重ねました。
作業に「クラブ活動」や「外出の日」、病気や障がいのことや福祉制度などを学ぶ「勉強会」などメンバーさんが増えるとともに活発になっていきました。
平成29年に利用者数はピークを迎え、平成30年以降は就労継続支援B型などと併用される方が増えて来ました。
最近は、以前よりこじんまりとした感じですが、その雰囲気を好んでみえる方もみえます。
活動も以前は「集団の意向」を意識していましたが、今は「個人の希望」に重点をおきつつあるように思います。