第21話

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 「クラールの南海大冒険」・・・・・・・・・・・・・・・(2000年 1月 3日)

GM:高羽氏

以下、GM高羽氏のレポート

こんにちわ。1/3(月)に遊んだ、SWラウドリネス(仮)キャンペーンのあらすじを書いていきます。

第21話 「クラールの南海大冒険」

今回の舞台は、ランガース諸島をいう新しい場所です。
アーク法国より、南に船で2週間(1週間だったかな?)行ったところにある島々です。
この島の住人は、古代魔法王国の時代に大陸から、追い出された精霊使い達の末裔です。
(そういえば、ゼファーン王国の人々と同じですね。)

オハラ伯爵より、「ランガース諸島に海の魔物を退治した剣の伝説が伝わっている。」との情報を聞いたPCは、ランガース諸島に向かおうと考えます。
その時、ランガース諸島と交易を持ちたいと考えていた、ドレークという商人と知り合います。
PCはドレークの船の護衛をしながら、ランガース諸島に向かいます。

事前の情報で、海賊が出没すると聞いていましたが、途中の旅ではたいしたこともなく、目的地に着けました。(途中、大ダコに襲われたぐらい。)

諸島の最大の島、ランガ島のランガ村に上陸して、族長ファーノと面会して伝説の剣について尋ねますが、族長やまじない師は口をにごすばかりです。

1日目の夜、族長の息子ジェイカルの不審な行動を目にしますが、そのままにしておきました。
2日目の夜に、族長の弟バコラの宴に招かれる。
彼が大陸から購入した小型帆船で、宴は開かれた。
しかし、宴が終わりかけた頃、バコラの姿はなく、宴に参加していた島民は、子供になっていました。
PC達もファイブリーブが子供になっていました。
宴の酒に毒物が混ぜられていたようです。
そのうえ船が沈み始め、PCはボートで脱出をします。
(ボートの上で、海の中から現れたダークエルフに襲われましたが追い返しました。
後になってのことですが、ファイブ・リーブも元に戻りました。)

事件の後、バコラは、村はずれでダークエルフに殺されました。(ダークエルフとグルだったようです。)そして、ジェイカルが秘密を打ち明けてます。
彼は、PCにマーメイドのパールをひき会わせてくれます。
ランガース諸島の人々は以前から、マーマン達と交流があり、古の昔に起こった戦争を共に戦いました。

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この地の守護者”水の神”が封印した魔物を復活させようと、海の邪神「ミルリーフ」の信者どもがランガース諸島に攻撃をしかけてきた。
ランガ村の人々とマーマン達は”水の神”より授かった剣”サルベイジャー”を使い、これを打ち破った。”
サルベイジャー”は”水の神”に返し、剣の鞘はランガ村の家宝とした。
ミルリーフの信者が使っていた”サルガッソー”という魔剣は、マーマン達が封印することになった。
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ところが今、ダークエルフがマーマン達を襲撃し、族長を人質にしたうえ、魔剣”サルガッソー”を奪っていったという。
ダークエルフの目的は”サルガッソー”を使い、魔物を復活させることです。
PCは、魔物復活を阻止するため、族長から”サルベイジャー”の鞘を受け取り刀身を探しに出かけます。

鞘の導くままに、海の底に潜るPC達。(さすがは高レベル。深海にも難なく向かいます。さすがはファイブ・リーブというべきか。)
ついに目的地に到達。すると、海底の小山から声が。
小山だと思ったのは鯨の巨体だったのです。
鯨は、ランガース諸島を守護する者だと名乗ります。
「邪悪な者達からこの島を守ってくれ。」ということで、PCに”サルベイジャー”を託します。

”サルベイジャー”を鞘に収めたことにより、敵”サルガッソー”の居場所が分かりました。
PCはそこに向かおうとしますが、ドレークは船を動かそうとしません。
そのうち、PCの乗るドレークの船のまわりに大艦隊が姿を現します。
この艦隊は、ドレークが呼び寄せたハイドロス帝国の軍隊でした。(ドレークは帝国のスパイだったのです。)
艦隊の責任者の魔術師は、魔導兵器を使い、魔物を封じている島ごと消滅させようと計画します。(ドレークは魔物が封印されている場所をさぐっていたのです。)
PCはこの計画に反対しますが、帝国軍は言うことを聞きません。
もはや、帝国軍と一戦交えるしかないかと思ったとき、海が突然荒れだし帝国の艦隊が巻き込まれていくではありませんか。
そんな中、ジェイカルの小船が現れPCの船に近づきます。(ひどい嵐の中ですが、なぜか彼の小船だけは無事なのです。
なぜ、ジェイカルがこの場所に来たのかについては、彼いわく「水の神からのお告げがあった。」そうです。)
PCはジェイカルの小船に乗り換え、敵の本拠地に向かいます。

魔物の封印されている島につくと、そこでは戦いが繰り広げられていました。
先程の帝国軍ではないようです。
見てみると、ゴブリンやオーガーなどが船で島に上陸し、海賊と思われる戦士達がむかえ撃っています。
ゴブリン達の中にはダークエルフが混じっていました。
どうやら、魔物の復活を狙っているのは1つだけではないようです。
PCはこの混乱の中、マーメイドのパールの教えてくれた抜け道を使い、敵の本拠地の洞窟に進入します。

最終決戦は、魔物復活の儀式の部屋で三つ巴の戦いになりました。
1つはPC達。1つは魔剣”サルガッソー”を持ったダークエルフ達。
しかし、魔剣を装備していたのはダークエルフでなく、ハイドロス帝国騎士ダライアスでした。(彼には、陰謀を企てているのではないかという悪い噂がありました。)
1つは、海賊を隠れみのに魔物復活を企んだ魔神(デーモン)でした。

魔神グルネルはダライアスに倒されました。
その間PCは、魔神のけしかけた魔犬ケルベロス(プレイヤーからは「ケロちゃん」と言われた。)&ダライアスのけしかけた魔法生物シュミラクラ(キャラクターの能力をコピーする。クラールに変身した。)と戦っていました。
その後のダライアスとの戦いはPCが勝利し、ダライアスはテレポートで逃げました。(バルキリー・ブレッシングをあっという間に削る、ギルのブレードネット。恐るべし。)
戦いが終わると島が沈み始めました。外には海賊もゴブリンもいなくなっていました。PCは沈みゆく島より脱出し、冒険を終えたのです。

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以上、1部余分なところを削ったり、ゲーム中では言いきれなかったところの補足説明をしながら、あらすじを書きました。
しかし、書いてみて改めて思ったのですが、ストーリーが長い。
もっとスマートなシナリオにすべきだと思いました。

脇田君は、3ヶ月考えていたプロットが使えなくなったと言っていましたがどこが悪かったのでしょうか?
やはり、帝国軍と険悪な雰囲気になったのが悪かったのでしょうか?
どこか教えてくれませんか?
とりあえず、帝国軍のその後と”サルベイジャー”をどうするか?についてサイドストーリー的なものを書きました。
もちろん、次回からのゲームに支障がある場合は無視して下さい。

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帝国軍その後、 突然起こった嵐に帝国艦隊は、大打撃を受けました。
船も壊れ、負傷者もたくさん出ました。(奇跡的に死者は出ませんでした。)
本国に帰還できなくなった帝国艦隊は、ランガース諸島の人に救援を求めました。
魔導兵器で島を沈めようと計画していたくせに、虫のいい話です。
しかし、そのままでは死んでしまう人間をほってはおけません。
ランガース諸島の人々は帝国軍を助けます。(PCもそうするでしょう。)

帝国軍の責任者は感謝し、今までの行いを詫びるとともに、お礼として宝物を献上すると約束しました。
(本当に反省しているかは怪しいものですが、これでPCが帝国で罪に問われることはないと思います。)
船の修理、負傷者の治療などで1月ぐらいかかるそうです。
たぶんPCは、ギルのテレポートで先にアーク法国に帰るでしょう。

”サルベイジャー”その後、 PCがランガース諸島を去る前に族長ファーノが尋ねます。
「汝らは魔剣”サルガッソー”を追い続けるつもりか? そうでないなら、 ”サルベイジャー”は置いていくのだ。悪い意味で言っているのではない。汝らは他にも果たさねばならぬ使命を持っているのではないか?いくつもの使命を抱えるより、1つのことに集中するべきだ。魔剣”サルガッソー”のことは、これから現れる他の勇気ある者に任せるがよい。」とのことですが、キャラクターはどうするでしょうか?

”サルベイジャー”を返す、返さない、など意見を書いてくれたらうれしいです。2000年1月27日(木)  高羽弘樹 (DQA00711)

以上、Nifty からの転載です。


登場NPC


登場勢力


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