めだかを飼ってみよう 2ページ

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 水槽の中にめだか以外何も入れなくて飼うことは出来ますか?

 はい、出来ます。ただし、ストレスでけんかをする事があるので数を少なめにして飼いましょう。それから、産卵を見ることは出来ますが、孵化は、期待出来ません。わかりやすく言うと、卵は産まれるけど、赤ちゃんになることが出来ない。と言うことです。卵は入れ物の底にあるので、水棲菌などのえじきになってしまうからです。

 

 

 何故、水草に付いている卵は大丈夫なの?

 それは、卵が水中に浮いているからです。魚が泳ぐと、水が動きます。風が吹いても水は動きます。気温の変化でも水は動きます。水が動くと、卵のまわりの水も動くので、水棲菌などが付きにくくなります。だから大丈夫なんです。でも、入れ物の底だとエアーレーションをしても、ほとんど動きません。動いても、すみの方によってしまい動かなくなってしまいます。それで、水棲菌などのえじきになってしまうんです。生まれたばかりの赤ちゃんが、エアーレーションの水流に巻き込まれて、死んでしまうこともあります。

 

 

何か良い方法はないの?

 どうしても水槽に何も入れたくなければ、金魚用のアミですくい、めだかをアミに入れたまま、水から出さないように、お腹に付いている卵を、習字用の筆で外して水草か、フィルター用のわたに付けて別の容器に入れて下さい。直接手で触らないようにしましょう。

 一番カンタンなのは、ほてい草を入れておき、卵を産み付けたら、ほてい草を別の容器に移す方法です。ほてい草の代わりに、ガチャポンやフィルムケースに毛糸を付けて浮かべておけば、卵を産み付けます。

 

 

 濾過装置(水をきれいにする機械)は、どういう物があるの?

 下の絵を見て下さい。これがフィルターの種類です。用途や目的にあわせて使用します。この絵はすべて水槽用です。池の場合は、違うタイプのフィルターを使用します。

 

   

 まず、上部フィルターから説明しよう。このタイプは水槽の上に置いて使う物で、水槽の大きさにあった物を使います。だいたい、45〜180pの大きさです。水槽とセットで売られていることが多いので、置き場所に合わせて、お小遣いと相談して選びましょう。

 

 次に水槽の中に入れるタイプですが、3種類あります。

一つ目は、かどに、吸盤で固定するタイプです。二つ目は、おもりで沈めて使うタイプです。どちらのタイプも使い勝手はあまり変わりませんが、45pまでの大きさの水槽までしか使えません。また、水槽内に入れるため、せまくなる欠点があります。

三つ目は、底面フィルターです。これは、水槽の底に置いて砂をかぶせて使います。水槽がせまくなる欠点はありませんが、掃除が大変です。この3種類のフィルターは、どれもエアーを使って水流を作り、ゴミなどをとります。

 

次に外部フィルターです。これは、水槽の上や中にフィルターを置きたくない場合に使います。テラリウムなどは、このタイプの物を使用しています。底面フィルターと一緒に使う場合もあります。水流の調整が出来るタイプもあり、大変高価な物です。これ一つの値段で、90p〜120p水槽の3点セットが買えるほどです。