俳句とは
季語があり、5・7・5の発音で作られた唄。
くんぷうに あおられてまた こいにおち
薫風に 煽られてまた 恋に堕ち
2008年 第10回・横光利一俳句大会 秀作受賞作品 -図書券/ 新たな風が吹けば新たな恋も芽生えるね。
たおやかに ちるさくらみち あかのさか
たおやかに 散る桜道 赤の坂
散る桜の花びら・・その様はしなやかで優しい。
れんげそう あまきみつさも わがしんきょう
蓮華草 甘き蜜さも 我が心境
レンゲの蜜は甘い。自分の甘さにとても似ている。
みおろせば たもうつくしき れんげさき
見下ろせば 田も美しき 紫雲英咲き
足元に咲く田一面のレンゲはきれいだよ。
ゆめまくら つきうごかすは じんちょうげ
夢枕 突き動かすは 沈丁花
結果も努力も行動が全て。
へいげんの りゅうじょこいしと ひとつかみ
平原の 柳絮恋しと 一掴み
見渡せる中のたった一つ。一つの大切さを後悔の前に気づく大切さを知り得ましょう。
だいとかい うぐいすかぐら いとしきと
大都会 鶯神楽 愛しきと
近くにある花はとても美しく愛しいことに気がつきませんか?
ゆめうつつ かげろうおいし ぴーたーぱん
夢現 陽炎追いし ピータパン
遠くに見える陽炎は夢か幻?僕はそれを追いかける。
たいせつに ゆきわりそうの あたたかさ
大雪に 雪割草の 暖かさ
大雪が降っても、やがて花は咲き、雪の間から顔を出すんだよ。
こうばいは つむぎつむがれ ふるきより
紅梅は 紡ぎ紡がれ 古きより
多くの歴史を見てきた庭の紅梅は逝く年もまた花を咲かすだろう。
ゆめとうろう こいにこいする やえざくら
夢灯篭 恋に恋する 八重桜
恋してるときの自分って素敵だよね?誰にも負けないと思えるよね~?
しんしんと あじさいかざる あめのおと
深々と 紫陽花飾る 雨の音
紫陽花には雨が似合うよね。
こいびとの こころはいつも あかねぞら
恋人の 心は何時も 茜空
今君は何を思っているのでしょうか?
うつつよに ひとりしずかの ようなきみ
現世に 一人静の ような君
今の世に清楚な君が眩しく見える。
わがこいは つばきのように おちにけり
我が恋は 椿のように 落ちにけり
花びらは散らず、花は落ちる。さも恋を映してるかの様。