かぎ万燈,西尾市の
かぎ万燈の由来ユライ [かぎ万燈の由来ユライ]

応徳・寛治の頃(1084〜94)のハナシになる。

この周辺の山々に真言宗と天台宗の寺が多くあった。
それぞれが「浅井千坊」「須美千坊」と呼ばれるほどであった。
それらのテラが宗論から相争い、多くの死者を出した。
そこで、この犠牲者の霊を鎮めるために108の火をともして供養した。
これが「かぎ万燈」のはじまりとされている。

この故事は『万灯山長円寺記』や明和6年(1769)に記された『友うづら夢物がたり』などに伝えられている。

「かぎ」は、「鉤」であり、先の曲がった金属製の道具のことである。
ひっかけて物を止める時に使うものである。〔多くは直角〕
ヤマウエであるので、オオきくがっているが、
サキ部分ブブン直角チョッカクにかぎのになっている。
かぎ万燈の概要ガイヨウ
かぎ万燈のたいまつ
かぎ万燈のすずみ
かぎ万燈の実際ジッサイ
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