愛安ローズ 育て方 生産品種 BBS 問い合わせ LINK
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■ ミニ薔薇【MiniatureRoses】とは? ■
 バラ科の落葉低木四季咲性で中国産のロサ・キネンシス・ミニマやその派生種と考えられるロサ・ルレッティを母体とし発展した品種郡と言われています。

■ 管理方法 ■
*1*  丈夫な苗を選びましょう!
 購入される際は葉に病気がなく、お店に置いている同じ品種の中でも色の濃いものや、葉や蕾が多くてしっかりしているものを選んで下さい。
*2*  日当たりのいい場所でたっぷりと日光浴を!
 薔薇は光合成が大好きです。出来るだけ日当たりの良い場所へ置いて下さい。この時(病気の原因を作らないよう)雨の当たらない場所に置きましょう!また夏場の強い日差しは薔薇にとってもキツイはず…。日差しの強い時間帯だけすだれを立てかけてみる等、工夫や愛情をもうひとつプラス♪
*3*  土の表面が乾いてきたらたっぷりのお水を!
 薔薇にとって水遣りはとても大切です。水切れは葉が黄色くなる原因にもなります《土の表面が乾いてきたら根っこまでしっかりとお水をあげる》のを忘れないで下さい。ただ、やり過ぎでは根腐れを起こしてしまうので注意です!環境にもよりますが、薔薇の状況を見ながら春や秋は1〜2日の午前中に1回*夏は朝夕の1日1〜2回*冬は暖かい日中の2〜3日に1回程度で良いと思います。お水をあげる時ですが、葉や花にお水がかからないよう(病気の原因を少しでも作らないため)に根元にゆっくりとたっぷりのお水をあげましょう!【ちなみに園主は鉢を持って鉢の重さでお水の確認をしています。】
*4*  風通し良く!
 風通しが良くないと湿度が高くなり薔薇は病気になりやすくなります。そのため風通しの良い場所に置いたり、直置きしないで鉢の下にブロックを置くなどして風の通りを良くしてあげて下さい。
*5*  肥料マメに!
 春と秋には緩効性の肥料を1〜2回程置肥をし、それ以降はハイポネックス等の液体肥料1000倍を10日に1回程度あげてください。
*6*  『ちちんぷいぷい』
 元気に育って欲しい!という気持ちが大切です。お水をあげる時や枝を切る時、花がら摘みをする時などに『元気に咲いてね♪』『綺麗な花を見せてね♪』なんて愛情のおまじない『ちちんぷいぷい』を唱えましょう!薔薇はきっと答えてくれるはず…。

■ 剪定方法 ■
 今咲いている花が咲き終わったら5枚葉の上で剪定をして下さい。
 冬の剪定は大体2月前後に全体の2/3程の高さになるように形を整えて下さい。

■ 植え替え方法 ■
 根がまわっていたり、土の養分がなくなってしまっているので小さな鉢なら出来れば毎年。大きな鉢でも2〜3年に1度は植え替えをしてあげると良いと思います。弱酸性で水はけのよい土を選び植え替えは休眠時期の12月〜2月頃に行います。

■ 病害虫 ■
 春から冬場にかけて10日に一度くらいのペーズで朝夕の涼しい時間帯には薬剤を散布してあげて下さい。その際、毎回違う薬剤を散布する事をお勧めします。この時、葉の裏側までしっかり散布して下さい。また、風のある日は薬剤が飛び散り効果も半減、ご近所迷惑にもなりますので注意して下さいね。あと!マスクや手袋も着用ですよ〜!!
病害虫 発生時期 症状 対策【予防薬】
ウドンコ病 4月〜11月 うどんこのような白いカビが茎葉に付着します。柔らかい新芽や葉や日の当たらない場所にあるバラに出やすい。 風通しを良くしましょう。
【ミラネシン】【トリフミン】【サプロール】【バイコラール】【カリグリーン】【ダコニール】【ベンレート】
キャンカー 年中 枝に紫褐色の斑点が現れ表皮が白くカサカサして変色し枯れる。枝の切り口や傷口から細菌が侵入する。 剪定後の切り口などに【石灰硫黄合剤】
黒星病 4月〜12月 下葉から黒褐色の斑点が現れ葉が黄色くなり落葉する。落葉して地面に胞子が残ると雨(水遣り時)で葉裏に菌が跳ね返り広がる。 マルチングなどで雨や水の跳ね返りを防ぎましょう。
【サプロール】【ベンレート】【ダコニール】【マネージ】【オーソサイド】
さび病 5月〜11月 葉や枝に黄色の斑点がイボ状に隆起し、さびのような粉(胞子)が出る。 湿度が多いと出やすい。
【マンネプダイセン】【サプロール】【プランドバックス】【ベンレード】
灰色かび病 5月〜12月 蕾が今一歩のところで開かずに灰色のカビが生え、茶色く溶けたように腐る。葉先や縁に斑点が出来、そこが縮んで灰色のカビが生える。 風通しを良くし、湿度を下げる。
【トリアジン】【ダイセン】【スミレックス】【ベンレート】【サプロール】【ロブラール】【ダコニール】
ベト病 3月〜5月
8月〜12月
赤紫色の斑点が出る。葉裏に白色霜柱状のカビが発生。 【アリエッティ】【ダコニール】
アブラムシ 年中 黒や緑色の小さな虫が若葉や新芽、幼い蕾に群がって養分を吸い取る。 【オルトラン】【スミチオン】
スリップス 5月〜11月 花の中に潜り込んだり、葉裏について液を吸う黄褐色の粉のような虫。花弁の先が茶色いシミ状になり落葉する 【オルトラン】【スミチオン】
ハダニ 5月〜11月 緑やオレンジ色のダニ。肉眼では見えないほど小さいため、葉裏が染まったようになる。群がって液を吸うので、葉は黄変しカサカサになって落葉する。 【マイトコーネ】【オサダン】【ケルセン】【ニッソラン】【テルスター】
コガネムシ 5月〜10月 光沢のある甲虫で蕾や花弁、葉を食い荒らす。幼虫は腐葉土の多い土中に育ち根も食害する。 【カルホス粉剤】【オルトラン】【マラソン】
チュウレンジ
バチ
5月〜10月 1センチ位の蜂で茎に卵を産み、小さいイモムシのような幼虫が葉裏に群がり、葉を食い散らす。 【カルホス乳液】【オルトラン】【スミチオン】
カイガラムシ 年中 枝や幹に寄生し樹液を吸う。
【カルホス乳液】【マシン油乳剤】
カミキリムシ
テッポウムシ
年中 幹や根元に穴を開けて卵を産み、幼虫の間は幹を食べて育つ。 【カリホス】【マラソン乳液】【アリアトール】
バラゾウウムシ 4月頃 黒、灰色、茶褐色などの甲虫。長い口ばしで蕾や茎を刺し、卵を産む。花弁に傷を付けたり、蕾や新芽が曲がったりする。 【オルトラン】【スミチオン】【テルスター】【カルホス乳液】【マラソン】
バラクキムシ 4月〜5月 体長2センチの細腰の蜂。若枝の茎に卵を産みつけるため、そこから上は樹液が上がらず萎れる。 【カルホス乳液】【レプレックス粉剤】
おまけ 薬剤の苦手な方もいらっしゃいますよね?そんな方は、木酢液や竹酢液を1週間に1回程度のペースで散布すると少しは病害虫の対策になると思います。また、アブラムシには牛乳をかけるといい*匂いのあるハーブ達と一緒に植えると(特にカモミールやチャイブ)いい*米ぬかを撒くのもいいそうです。

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