愛知県碧南市 名産「味噌・醤油」が待ちわびる倉庫群を訪ねて歩く「大正通」

碧南市大浜北部へようこそ!

大正通 (たいしょうどおり)

大正時代の軍人さんが泥沼地に道を造る 巨大な樽の壮観な眺めに驚く

木枠が規則的に並ぶ倉庫

<大正3年(1914)7月4日に完成した大正通。現在は味噌・醤油を醸造する倉庫群が立ち並ぶ大浜名所のひとつである。天窓からの光に浮かび上がる巨大な樽を目にしたならば幸運> 碧南駅の駅舎を出て南を向く。愛知県信用組合本店の東に一本の道がある。 大浜派出所の近くに高さ165センチの石標がひっそりと立っている。そこには「大正通」と書かれた文字。 碧南駅周辺の一帯は旧字名を「海老取」といった。人も歩くのに苦労するほどの泥地で海老がよく捕れたことから由来したものという。 大正3年(1914)に「在郷軍人会大浜分会」の人たちが奉仕によって泥沼地を造成し、7月4日には道が完成した。故にこの道を「大正通」と名付けた。 現在では大浜の代表的産業である味噌・醤油醸造の倉庫が建ち並ぶ静かな通り。時折、開け放たれる扉から内部が見えたならば、それは幸運である。天窓より光を照射され、闇から浮かび上がる巨大樽群といった光景は実に神々しいもので息を呑む。<※注意:現在はすべて壊されスーパーとなっています>

美しいブルーを見せる倉庫

<ただの倉庫が年月を経て実に魅力的な建造物へと変化。優しいサックスブルーは大浜の淡い空の色と調和して、まるで美しい絵画を見えているよう。堀川を挟んだ対岸から、または高与橋から見ると素晴らしさが分かる> 棚尾へと進む岡崎街道を挟み、味噌・醤油醸造公庫群は続く。 倉庫の傍らには巨大な樽の上部へ載せる丸い自然石が出番を待つように列をなして並んでいる。 この倉庫群のうち、ひとつにとても美しい景観を見せるものがある。堀川に面した倉庫だ。 新築時には味気ない色だったであろうトタン板の色は長年の風雪を経て、見事なサックスブルーへと変化。 2重の屋根がもたらす陰影は、サックスブルーと絶妙に溶け合い、絵画的な世界を形成する。その情景は印象主義の芸術家の作品を見ているようだ。 魅せる倉庫をもっとも楽しむには対岸、または高与橋から鑑賞するのが望ましい。<※注意:現在すべて壊され見ることができません>

ヘボト自画像ヘボトの「如是我聞(にょぜがもん)」

昭和を感じさせる看板

「磯明ナカミセの揚げ物」

大正通と並行して走る旭通りには、精肉店「磯明ナカミセ」がある。 店の入り口は常に出入りするお客さんで賑わいを見せている。 繁盛する理由は単純に美味しいから。なかでも私のお気に入りは揚げ物。 ささみチーズカツやトンカツは絶品。そして肉の塊を一枚ずつおろし、生パン粉を使用するきららポークカツが大のお気に入り。 さすがに普通のトンカツの2倍近く値段が張る事もあり、ひと噛みすれば、口の中に旨味が広がってき、自然と満足の笑みがこぼれる。 注意したいのは、揚げ物は通常、昼と夕方の時間(要確認)に限っての販売となっている。大浜散策で小腹が空いたときにはぜひご賞味いただきたい。

< text • photo by heboto >


Copyright (c) 2002-2007 heboto All Rights Reserved
このページに関する御意見・ご感想は”サイト管理者へメール”までお願い致します。