子供のメガネ
お子様は、まだメガネの扱いに慣れていないため、破損してしまう可能性が高いです。レンズに傷がつくだけでなく、ボールが顔に当たったり、転んだりする際にメガネが破損することも考えられます。
メガネ選びの際には、以下の点にご注意ください。
塗装の耐久性: 鮮やかな色の塗装は、剥がれやすいことがあります。
フレームの重さ: お子様には、軽いフレームがおすすめです。
鼻あての構造: 鼻あてがつぶれにくいものがおすすめです。
テンプルの強度: テンプルの付け根がしっかりしているものがおすすめです。
フレームの柔軟性: 少しぐらい曲げても変形しにくい、弾力性のあるフレームが理想です。
プラスチックフレームは比較的丈夫で、お子様向けに作られたものが多いです。
お子様の成長に合わせて、調整できるフレームが便利です。
保護者目線で作られた理想の子供用フレーム
・やわらかく安全な素材を使用
・軽くて曲げに強い
・お子様の鼻の形状にフィットする鼻パッド
・滑りにくくずれ落ちない
・成長に合わせてサイズ調整が可能
・予備パーツも付属しているため、思いがけない破損に対応
眼科でもおすすめされている、お子様に安心のフレームです。
大人用サイズもございますので、親子でおそろいにされるお客様もいらっしゃいます。
メガネの助成金
9歳未満のお子様の弱視、斜視、先天性白内障後などの治療用メガネを作ったとき、ご加入されている健康保険や自治体から助成金を受け取ることができます。
眼科の意見書もしくは作成指示書、医療費支給申請書、眼鏡店の領収書が必要となります。
*近視・乱視などの治療目的ではない視力補正用メガネは対象外です。
★tips メガネをかけたら目が悪くなる?
子供のとき、メガネをかけていたら目が悪くなってしまった…という方がいます。
メガネをかけて目が悪くなることはありません。
子供が成長すると、眼球も成長して大きくなります。
眼球が大きくなると、ピントが合う位置が変わって近視が進みます。
成長期のころにメガネをかけていて、大人になってからメガネをやめた方が、メガネをやめたら視力が落ちなくなった!と誤解してしまうのです。
ほかに視力が変わる原因は、成長、加齢、疲れ、ソフトコンタクト、強いストレス、病気などがあります。
★tips メガネをかけるのは勉強の時だけ?
よく『子供のうちはメガネは勉強の時だけかけていればよい』という話を耳にします。
しかし、左右の視力が0.7以上ないと、勉強や運動など、日常生活を送る上で十分な力が発揮できない場合があります。特に、左右の視力に差がある場合は、脳の発達にも影響を及ぼし、反応が鈍くなったり、判断力が低下したりする可能性も指摘されています。
そのため、近視、遠視、乱視など、視力に問題がある場合は、常に適切なメガネをかけて、両目でしっかりと見えるようにすることが大切です。
★tips じっと見つめれば読める。メガネはいらない?
じっと見たり、目を細めると一時的に視力があがったように感じますが、それは本当の視力ではありません。
視力検査では、3秒以内に判断できる視力を測ると決められています。
ひとつ見ることに時間がかかり、見るだけで疲れてしまうとどうなるでしょうか?
勉強もスポーツも、実力を発揮するのが難しくなってしまいます。
危険なものを察知するのも、行動を始めるのも遅れが出ます。常にクリアな視界を確保することで、勉強やスポーツを安全に楽しむことができます。
★tips 子供がいやがるのでメガネはかけない?
お子様がメガネを嫌がってなかなかかけてくれないことがありますね。もし遠視を放置すると、弱視になる可能性が高まり、将来的に視力に大きな影響を及ぼす恐れがあります。
実は、視力の発達は脳の発達と深く結びついており、3~6歳頃までに適切な視覚刺激を受けることが重要です。遠視の状態が長く続くと、脳がぼやけた映像に慣れてしまい、視力の発達が遅れてしまう可能性があります。
メガネをかけることで、クリアな視界を確保し、脳に正しい視覚情報を送ることができます。これにより、視力の発達を促し、将来、快適な視生活を送るための基盤を築くことができます。
お子様がメガネを嫌がられるとのこと、お困りことと思います。
メガネを曲げたりひねったりして、掛け心地が悪くなっている場合は、ぜひ一度調整にご来店ください。
肌に当たるやわらかいパーツを噛んでしまうお子様もいらっしゃいます。交換できますのでご来店ください。
お子様は、ご家族の方々がメガネについて心配されていることや、申し訳なく思っていることを敏感に感じ取っています。
メガネ選びは、お子様と一緒に楽しみながら行うことも可能です。例えば、ご家族皆さんでメガネをかけてみたり、お気に入りのキャラクターのメガネを選んでみたりするのも良いでしょう。
お子様と一緒にメガネを選ぶことで、メガネに対する抵抗感が減り、喜んで掛けてくれるようになるかもしれません。
★tips 6歳までに正しい視力を!
生まれたばかりの赤ちゃんは、目玉の構造はできているものの、まだはっきりとしたものを見ることができません。
視力は、脳の発達と密接な関係があり、約6歳までに大きく成長します。しかし、強い遠視や近視、乱視がある場合、ぼやけた映像しか網膜に届かないため、脳が正しい情報を処理できず、視力の発達が妨げられてしまう可能性があります。
そのため、6歳までに適切な眼鏡を着用し、クリアな視界を確保することが大切です。
視力に問題があるまま放置すると、脳の発達に影響を与え、学習能力や運動能力の低下につながるおそれもあります。