愛知県碧南市 春夏秋冬いつも半ズボンだった時代 あの頃見ていた風景を偲ぶ

思い出半ズボン (おもいではんずぼん)

懐かしい思い出の場所が消えていく 楽しかった人生をどうもありがとう

どこかにある大浜小学校の校章 <夏が来ても冬が来ても、いつも半ズボンを履いていた日々。思春期を迎えるとなぜか恥ずかしくなる。半ズボンを履いていた頃は悩みや不安もなく、人生で一番幸せだった。あの頃身近に存在したものが今は無くとは、なんと淋しいことだろう。「思い出半ズボン」…消えていったものたちへ> 遠い昔、まだ子供がたくさんいた時代。子供にお洒落させるという概念が微塵にも存在していなかった。 「子供は風の子」といった風潮が生活にあり、男子は一年中、半ズボンを履いていた。 高学年になると、早熟な子は季節を問わず長ズボンを履き始める。 ひとり、ふたりと増えていき、いつの間にやら半ズボンの存在さえ忘れていく。 同時に将来への不安や悩み、社会への怒りを覚え、大人になっていく。 子供の頃描いた未来はほど遠く、世間は厳しい。幼き思い出に登場する父ちゃんと母ちゃん。 あの頃の彼らは今の私より遙かに若い。ずっと優しい顔で育ててくれた父ちゃん、母ちゃんの影に不安や苦労、悩みがあったことを今にして知った。 思い出半ズボン…これは半ズボンを履いていたあの頃への懐古、そして今は無きものたちへのオマージュである。

過ぎゆく時の流れ 最後の日

忘れられない思い出 消えゆく記憶

どこにいても 心は故郷にある

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