愛媛県

 
松山市

 
堀の内八股榎お袖大明神

 松山城の堀端、松山市役所前に八股榎お袖大明神としてお袖狸が祀られている。


八股榎お袖大明神


 
 勝山町・六角堂狸

 松山東警察署の近く、上一万方向に赤い鳥居の「六角堂」がある。
 境内には六角堂狸を祀る祠や、大きな狸の石像などがあり、一時期お袖狸と合祀されていたため八股榎大明神の石碑も残っている。
 

六角堂狸


 
 高井町・高井八幡社・三光姫神社

高井八幡神社の境内に、三光姫(おさん狸)が祀られている祠がある。三光姫は娘姿によく化ける色白狸。日清日露戦争で守護神を務めたという伝説もある。


高井八幡社



三光姫神社

高井のおさん狸



 居相2丁目・伊豫豆比古命神社(椿神社)・お紅さん狸の祠

 鳥居のそばに大きな古楠がある。この古楠に「お紅さん」と呼ばれる牝狸が住んでいたという伝承あり。お紅さん狸は、木の根元の小さな祠に祀られている。


伊豫豆比古命神社


お紅さんの祠


 
 
東大栗町・木野山神社・狸祠

 (犬神)信仰の色濃い神社であるが、本殿の左側に商業神の狸を祀る祠があり、右側には狸の石像が置いてある。


木野山神社


狸祠


境内にある狸の石像


 
 上野町・大宮八幡神社・金平

 上野町の大宮八幡神社の境内に大きなビャクシンの木があり、昔ここに金平狸という男狸が住んでいた。金平狸は伊予狸族きっての学者狸で、読書家で字を書くこともでき、しかも算術が得意で、算盤(そろばん)をよくはじいてという。
 大宮八幡神社の代々の宮司大西家に絶対服従の御使い狸で、主人思いで心優しく、地元の人にも親切だったので、、「金森大明神」の位を賜り、このビャクシンの根元に立派な堂とおこもり堂が建てられ祀られている。



金平狸



 久谷町出口・金毘羅神社・金平花大明神

 上野の金森大明神の本家といわれる、出口の金平と妻のお花を祀る祠。平成1 5年に建立された。



金毘羅神社

金平花大明神の祠


 
 久谷町・山口霊神社・「松山騒動伊予八百八狸の碑」

日本三大噺の一つ『松山騒動八百八狸物語』に登場する、八百八狸の眷族を従えた(いぬ)(がみ)刑部(ぎょうぶ)を祀った山口霊神社が久谷町にあり、傍らに松山騒動伊予八百八狸の碑も建立されている。


山口霊神社

松山騒動伊予八百八狸の碑

松山騒動八百八狸物語


 
八百八狸まつやま音頭




四国中央市
 
 妻鳥町・三皇神社・若宮神社・棹の宮のおさんさん


 棹の宮のおさんさんと称するお使い狸が住んでいて、神主に忠誠をつくしていたといわれ、いくつかの霊験話がある。


三皇神社



若宮神社・棹の宮



妻鳥三皇神社の森の狸について




新居浜市


 一宮町・一宮(いっく)神社・小女郎大明神


小女郎狸は、一宮神社の一番樟の祠(楠木神社)に祀られ、商売繁盛、病気平癒開運のご利益あるとして人々の信仰の的となっている。
 祠の横に、「南無三宝小女郎憑きたる桜鯛  遠会釈人うつくしく誰だろう」と、狸の格好をした巨岩に刻まれた、『富田狸通氏」と「前田伍健氏」の俳句と川柳の碑がある。


楠木神社


俳句と川柳の碑

一宮の小女郎


 西町・小女郎狸の石像


 西町の垂水さんのお宅の前に、小女郎狸が「美しい姫」に化けた時の石像が立っています。着物の裾からに尻尾が覗いています。



 
 西の土井町・観音堂入り口・御茶屋おたぬき地蔵

観音堂の入り口に、むかし、小女郎狸の曾孫狸を村の若い衆が狸汁にして食べて祟られ、それを鎮めるために建てられたお地蔵さんがある。


小女郎狸の曾孫狸を食べて祟られた話


 
 星原町・真星神社・星の宮のお狸さん


真星神社


星の宮のお狸さんの祠


星の宮のお狸さん


 

西条市

 北条・大気味神社・喜野明神(喜左衛門狸)





大気味神社・喜野明神(喜左衛門狸)


 
 福武乙・八堂山のお染大明神

 八堂山を見上げると、朱塗りの鳥居が見えます。 これは八堂大明神の鳥居で、八堂山の中腹に狸さんが祀られている。

 この狸さんは、お染狸と言い、反戦平和の守り神の言い伝えがあります。



八堂山のお染狸


 
 藤之石・褄白神社

 狸の中の大親分、家来が36おって、全国に散らばって神さんに祀られているという、ツマジロ狸を祭った社で、止呂橋の近くにあります。
 物をなくしたとき、願かけすると出てくるといわれています。


褄白狸の話


 
 高田(正法寺)・正法寺・おしょぼ狸の祠

 
正法寺の境内に、おしょぼ狸を祀った祠があります。


正法寺

おしょぼ狸の祠

おしょぼ狸



 丹原町古田・西山興隆寺・お楠狸

 御由流宜橋(みゆるぎばし)を渡り参道を上がると立派な山門(仁王門)があり、勅使門の棟が見える頃より 道いよいよ険しくなる。 老楠が在り、この樹の下部の大きい穴に、その昔夫婦の狸(「お楠狸」)が住み着き、信仰心の深い人が通れば寺男に姿変え腰に手を添え石段を押し上げたという。


西山興隆寺


 
 丹原町今井
・生木山正善寺・生木地蔵・お楠大明神

正善寺の別境内に建つ「生木(いきき)地蔵堂」の楠の洞穴に、「おしぶ」とよばれる狸が棲み着き、願掛けする人の取り次ぎをするのを感謝されて、「お楠大明神」に成り祀られている。


生木地蔵

お楠大明神の祠

おしぶ狸




今治市


 東村
・真光寺・お狸さまの祠



真光寺

お狸さまの祠


 

 本町・鶴吉大明神

 沖濱商店の前に祀られている。大漁祈願、台風被害除けに功徳。


鶴吉大明神


 

 別宮町・別宮大山祇神社・大楠さん

 別宮の「大楠と三匹の狸」の伝説にある「お奈遠」「お佐遠」「お袖」の三姉妹狸(大楠さん)を祀る「祠」がある。


別宮大山祇神社


お袖大明神の祠


おなを大明神の祠

おさを大明神の祠

 別宮町・南光坊・天野快道大僧正の墓

 今治に伝わる「大楠と三匹の狸」という話の中で、境内で悪さをしていた狸と話をし、諭したという伝説が残っている光坊の祖・天野快道大僧正(18461923)の墓が残っています。


南光坊

天野快道大僧正の墓


大楠と三匹の狸


 
 蒼社町・毘沙門天・高砂八幡

村人が榎狸を退治して狸じるを作って食べてしまったあと、災難が続出したために、榎狸のたたりを恐れてそれを鎮めるために新宮を造り、「高砂八幡」として祭られた。


毘沙門天

高砂八幡

 蔵敷町・鴨部神社・榎狸の宮社

 榎狸のたたりを恐れて、鴨部神社の境内に新に「お狸様」と称する宮社を造り一層丁重にお祭りした。


鴨部神社

榎狸の宮社

榎狸


 
 波止浜町・梅ノ木大明神の堂

 金や膳椀貸し。日露戦争従軍の伝説がある。


梅の木狸


 
 大三島町宮浦・大通寺・吾勒坊大権現

大三島の大通寺の一隅に「吾勒坊大権現」のお社がある。このお社に大三島神社のお使い狸の「五六狸」が祀られて、通称「五六さん」と呼ばれている。


大通寺

吾勒坊大権現の社

軍隊狸


 

大西町山之内・明堂院

 昭和10年、松山から引っ越したお袖狸で大騒動


明堂さんとお袖狸


 玉川町畑寺・白山神社・狸神社


 白山神社の末社殿に狸神社がある。


白山神社

狸神社





伊予市
 
 湊町・銀杏通・おさん大明神


 伊予市湊町(下吾川銀杏通)の大銀杏下に「おさん狸」と呼ばれて親しまれている「銀杏狸」の祠がある。
 脇には「狸名はおさんと呼ばれ月おぼろ 一貴」と刻まれた句碑が立っている。


おさん大明神の祠

句碑

銀杏狸




伊方町
 
 塩成・狸地蔵(豊神社)

 塩成地区に、二匹の狸を向かい合わせに彫った地蔵があり、豊神社と刻字されている。豊神社は通称狸地蔵様として区民一同が崇敬している。
 台座に「大正四年九月吉日 塩成安全」と刻ざまれている。


神に祀られた狸さん



 三崎・狸地蔵

 伝宗寺の墓地の隅に地蔵堂があり、その中に狸地蔵が祀られている。
 狸に化かされぬように供養しようと、狸を彫刻した地蔵を作り、他の地蔵とともに祀った。三崎方面では、化かしたり、祟ったりする動物を供養するため、狸以外にも、オソ(カワウソ)地蔵、猫地蔵が作られている。


地蔵堂

狸地蔵