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■土地探し | ||||
あまり気にもしなかった新聞の折込みチラシを見るのが毎週末、違う意味で楽しみになっていた。インターネット情報も開いたりして条件に合う土地を探しまくった。 そうそう、環境面が一番重要?いや予算面かな・・・? その条件とは、(順不同で) ※ 南面が日当り良好のこと ※ 道路に面していること ※ 車が4〜5台駐車できること ※ 家庭菜園ができること ※ 市内であること ※ 坪単価○○万円×○○坪程度であること |
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他に、学校・病院・駅・スーパー・通勤などなど、近くであればいいんだが、そんなに上手い話がある筈もなし。 車さえあれば何処でも行けるんだから、距離面のことはあまり条件の対象だとは思っていなかった。 半年ほど不動産屋さんと現地を行ったり来たりして、あちこち繰り返し回っていた頃だろうか。 ある日、近所(100mぐらい)の畑で農作業をしているオバサンからにんじんをいただいた。 このオバサン、ちょくちょく野菜をくれることがある。(ひょっとして私に気がある? 歳は70過ぎだろうなぁ〜) じつは、このオバサンがやってる野菜畑が絶好な場所にあって、私の「欲しい土地条件」にピッタリだったのだ。 前から狙ってた!・・・と、言葉は悪いが、そんな気持ちがつい口に出そうで、おもいきって言ってしまった。 「私と一緒になってください!」・・・あっ、じゃなく、「この土地を私に分けてください!」と。 彼女(?)、そりゃ驚いたよね。 「そんなことワシが決められん!分けたれるわけネェー!」 そりゃつれない返事。あっ、怒らせちゃったかな。 数日後、この日もチラシの土地を見学するつもりの矢先、アノ土地のオジサンがじゃがいも持参で家にやってきた。 「バアさんに聞いたらアンタ、うちの畑が欲しいそうやけんど、どんだけ欲しいんや?」と。 いきなり言われても返事を準備してなかった私は咄嗟に、「分けていただけるなら、全部でも・・・」 やっぱりオジサンも驚いた様子だったが、あれこれ事情を話してるうち、笑いながら「わかった、エエよ。」と、あっさり。 私のほうこそびっくりしたが、これで話は決まったかな・・・と、内心大喜びの胸ドキドキだった。 その後、コノ土地が売りに出されそうな気配を感じた。口約束だけではダメだ!早く契約に持ち込まなきゃあ・・・ もちろん素人の2者だけで土地売買が出来るわけでもないので、不動産屋さんに仲介のお願いをすることにした。 依頼した不動産屋さんは、土地探しで数回お世話になったB・L社のH氏。 小柄でお腹が丸く、いつもにこやかな顔付きのいかにも不動産業をやるために生まれてきたような方である。 土地売買には面倒な手続きが発生すると思う。いろんなお客さんもいるだろうし・・・大変な仕事だなぁーと、感じた。 コノ土地の場合、「畑」であることから農地を宅地に転用しなければならない。時間は掛かったが、問題なくやれたそうだ。 ココは市街化区域なんで、市街化調整区域と違って申請だけで許可がおりるということかな?勉強になった。 土地売買の本契約は、N司法書士の事務所でN氏・H氏を交えて売主(オジサン)買主(私)の4者で行なった。 売買契約書を交わし多額の小切手を渡すまで、緊張した中でスムーズにコトは運び、1時間弱で終了した。 【平成15年9月9日】 |
■工事請負契約 | ||||
住宅用地が自分のものになれば今度はココにどんな家を建てようか・・・?あれこれプランを考えることが毎日の楽しみになってくる。 私も一応、勤め人なんで、仕事の合間をみつけては設計図とにらめっこ。こんな私を見つけるたびに同僚達は「仕事、仕事・・・」だってさ。バッカもーん、休憩中だぞぉ〜〜 仕事以上に熱中してるところを見られてしまった。 間取り図作成には、パソコンを使って簡単に設計できるソフトをインターネットで無料ダウンロードした。私が使ったのは「myプランナー」というソフトである。いくつかダウンロードした中で使い易さもさることながら、うまく印刷できそうなのがこのソフトだった。 どれも一長一短があるんだろうけど・・・ さて、もっと重要なことを決めなければならない。 家を建ててもらう建設会社である。 家を建てるには一番大事なことであり、納得できるまで充分に工法を理解し、品質・コスト・納期など信頼できる業者さん数社から選ぶのが本来だろう。 しかし、素人が建築のプロを相手に建物の良し悪しを判断するのはほとんど困難だと私は思う。 結局、値段が高いか?安いか?世間の相場と比較して考えるぐらいしかできないのだ。 初めは数社のうちから選ぶつもりでいた。が・・・ 次第に私は、ある事情で知り合ったA建設(株)さんに全てをお願いしてしまおうと決めたのだ。 「ある事情」の話をはじめると非常に長く複雑になるのでココでは紹介しないが、簡単にいえば「なにかの縁」と言うやつかな。 担当は若き営業部長のK氏。 頻繁に足を運んでもらい、私が設計した間取り図の相談やら私達の注文やらを熱心にアドバイスしていただいた。そして何度も修正を重ねながらやっと思い通りの間取り図になったのである。 |
![]() A建設(株)さんに描いていただいた完成予想図 |
さあ、工事請負契約書を交わす日取りも決まり、心配するのはなんといっても先立つもの(予算)かな。 提出された見積り書をじ〜っと眺めてみても減るもんじゃなし。それなりに削ったことだし、この辺が落としどころかな・・・ 工事請負契約書調印式はA建設(株)で、M社長・営業部長のK氏・現場監督のS氏・他3〜4名の社員の方々と、私達夫婦の間で粛々と執り行われた。【平成15年12月2日】 |
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