2.「地盤調査」から「着工」まで

■地盤調査
前後したが、契約前に地盤の調査をしなければならない。
地盤が軟らかいと、後々、建物に傾きなどの影響が出たりして面倒なことになりかねない。
地盤改良を施すことで、そういった問題を未然に防いでおくんだろうな。
ここで一つ、新たな不安が発生した。それは、もし地盤改良をすることになればどれほどの予算追加になるんだろう・・・?ということである。

調査は平成15年11月28日に行われた。
あいにく私は会社へ行ってたので調査の様子は見られなかった。
右の写真はのちに調査報告書とともにいただいたものである。
報告書によると、調査方法は「スウェーデン式サウンディング試験」とやらで、試験機を使って地面に穴を明けていき抵抗を求めることで、どこまでの地質が軟らかく、どこから硬くなるのか?が解るようだ。素人の私でもわりと解り易い「報告書」である。
その結果、「擁壁部分だけには荷重が掛かるので地盤改良をしておいたほうがいい」ということだった。少し予算の追加にはなるが、後悔しない為にもやっておくことにした。
地盤調査の様子

■地鎮祭
ご近所に新築があった時やテレビドラマなどでは見たことはあるが、私が経験するのは初めてである。
そりゃそうだ。何度もやれるようなもんじゃないよね。

そもそも「地鎮祭」ってなんなんだ?
きっと、その土地の神様に借用の許可を得て、これから始まる工事中の安全と建築後の家内繁栄をお願いするんだろうな・・・?と、勝手な解釈をしてしまった。で、ネットで詳しく調べてみよう。おおよそ正解だった。(笑)

当日の朝、少し雨模様である。
9:00から始まるということで準備しておいたお供え物を持って現地に出掛けた。徒歩1〜2分の場所なんで、安心してたら時間ギリギリになってしまった。
A建設さんの準備もと、海のもの・山のもの・里のものを祭壇にお供えして儀式が始まる。神主さんがなにやら頭を下げながら何度もお願いをしているようだ。私達の名前を呼び上げているところは聞き取れた。私達家族とA建設さんの代表者が順番に祭壇の前に出てパンパンとやって玉櫛をお供えする。そして土地の四隅を回りお塩・お酒・お米を撒いて清める。最後に出席者全員で乾杯。

ひととおりの儀式は30分ほどで終えた。
神主さんが帰られたあと、A建設さんとご近所まわりをして今日の地鎮祭が終わった。
【平成15年12月6日】
準備が整った
お払いしてます
祭壇の前でパンパン
四隅を清める

■着工
A建設さんの日程表通りに工事が始まったようだ。
現地にはユンボーが運び込まれ、粘土層が削り取られていく。いよいよ工事が始まったな!、畑だった土地がどんな風に変化していくんだろう・・・毎日、覗きにこよう。
まずは東側の道路に面した所に擁壁を立てる工事から始めることになっている。工事をやってくれる職人さん達が用を足す仮設トイレも現場に設置されている。

これから半年以上、現場で作業をやってくれる方達が安全で決して怪我をしないよう、また、ご近所さんへのご迷惑も最小限に抑えられたらいいと願う。
無事に完成の日を迎えられるのが待ち遠しい。
【平成15年12月16日】
ユンボーが大活躍
道路に面する東側

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