5.「基礎工事【2】」

■立型
ベタコンって、どのくらいの厚さなんだろう?
型枠が外れているヶ所を横から見ると30センチぐらいだったが、これだけしっかりコンクリが打ってあると、壊す時は大変だろうなぁ〜・・・なんて、考える必要もないか!

ベタコンの打設直後に猫が歩いたのか?足跡が残っていたらしい。
立て型枠組み前
立て枠組み中
立て枠組み後
ベタコンクリートが十分に乾いた頃に、立型コンクリートの木枠が組み始められた。
猫の足跡はちょうどその立型枠の中に隠れてしまったので全く気にすることもなくなった。 【平成16年02月05日】

■立型コンクリート打設
先週土曜日がベタコンクリートだったから、1週間経っての立てコン作業である。日程が少し遅れているようだ。
上棟が今月の19日の予定。あと2週間後だ。
現場監督さんは「なんとか予定通りやりたいんですが・・・」なーんて言っていたけど大丈夫なんだろうか?
会社にはすでに休暇の届けを出してあるだけに・・・

この日の作業は、木枠の中に打たれたコンクリートの上端表面をジョロを使って整える作業である。
今日の天気はよく晴れているが、風が強く冷たい。
土曜日で会社も休みとあって、ゆっくり作業の見学でもしようと思っていたが、30分もしたら寒くてじっとしていられない。自分の都合で、職人さんに「一服しますか〜?」と、勝手にお茶の時間と相成った。
境界ブロックに座り込んで世間話で約30分経過。
こんな邪魔をしてたらますます作業が遅れるかな。

一服したあとも寒さは我慢できない。今日の作業は早めに終わるようだったので、見学を一旦切り上げた。
夕方、もう一度現場を覗いてみたら職人さん達は帰られ、立コン全体がビニールシートで覆われていた。
猫の侵入被害を防ぐ為だろうか・・・?
【平成16年02月07日】
立てコンの木枠
コンクリートが打たれた
ジョロを使って・・・
上端の仕上げ

■基礎工事完了!
日曜日、風は弱く昨日ほどの寒さは感じられない。
職人さんは日曜日なのに仕事か?・・・
心配ついでに聞いてみた。
「ワシの仕事はあともう少しだからね・・・」との返事。
遅れを取り戻そうという気持ちがあるのかもしれない。
まあ日程や振り分けは現場監督さんの指示でやっているだろうし、こちらからとやかく言うこともないだろう。
とりあえず、ねぎらいの意味で近くの「手作りパン屋」で美味そうな菓子パンと缶コーヒーを買って差し入れた。

木枠が外される
はずれた!
きょうの作業で木枠の型が全て取り外された。
木枠はコンクリート用の釘で止めてあるようで、釘抜きを使って次々と外し、その木枠をトラックに積み込んでいく。
全てが終わった頃にはまたも冷たい北風が強く吹きはじめていた。
コンクリートの基礎が白く剥き出しの姿を現してきて、この白さが余計に寒さを感じさせる。 【平成16年02月08日】

翌日、玄関周りにコンクリートが打ってあった。基礎全体から部屋の仕切りがなんとなく想像できるようになってきた。
よく、「なんでも基本が大事!これをしっかりし身に付けなきゃあ・・・」なんて言ったりするが、家を建てる時も同じことなんだなあ。家の基礎部分はそのうち隠れてしまい大半が見えなくなってしまう。後々、工法は?手順は?材料は?しっかりやられたのか?手抜きはなかったのか?・・・と、たとえ問題があったとしても気がつけば”あとの祭り”ってことになる。
そんな意味からも、時間の許す限り現場へ行って、見たり、聞いたり、カメラに納めたりして、出来栄えを確認している。
自分の職業とは無縁の作業手順に物珍しさもあり、2度と経験することもないけれど、知っておくのも損は無いと思う。
ややっ?ここまでに撮ったデジカメ写真がすでに250枚!よう撮ったもんだ。

次の日、基礎工事をやってくれた職人さんが、「きょうで終わりますよ・・・」と、敷地の整理・整頓・清掃をされ、完了した。
【平成16年02月10日】
写真中央奥が2階建ての玄関 写真手前が平屋、奥が2階建て

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