南の空高く、いちばん明るい星を見つけてください。見つかりましたか?この星が「おりひめ星」でこと座のベガです。天の川は安城の空ではまず見ることができませんが、その天の川をはさんで光る1等星が「ひこ星」でわし座のアルタイルです。
 次に「おりひめ星」「ひこ星」と三角形をつくる1等星を見つけてみましょう。これがはくちょう座のデネブです。そしてこの三角形が「夏の大三角」です。
 南の低空に大きな「Sの字」のさそり座も見つけてみましょう。西の空にひときわ明るく見えるのは木星です。木星のある、この辺りには普段は目立つ星もなく見つけにくいてんびん座があります。てんびん座のあなたには、自分の誕生星座の場所を見つける絶好のチャンスです。
国立天文台  
 ハワイ、マウナケア山の山頂にはいろいろな国の天文台が集まっています。世界最大クラスの、日本の「すばる望遠鏡」もハワイにあります。
 国立天文台では、天文や天文台について、みなさんの質問に答えてくれます。まずは、国立天文台のホームページを見てみよう!
国立天文台ホームページ
http://www.nao.ac.jp/QA/
■手紙による質問
〒181-858 国立天文台 天文情報センター広報室 質問係
■電話による質問
0422-34-3688 (受付は平日9時から18時まで)
木星の4つの衛星(月)  

双眼鏡でみたイメージ
 三脚にしっかりと固定した双眼鏡(倍率が7倍以上)で木星をのぞいてみましょう。木星のすぐ横にピッタリと3〜4個の星が寄り添っているのがわかります。これが木星の四大衛星で、ガリレオ衛星とよばれています。今から約400年も前に、ガリレオ・ガリレイが自分で作った小さな望遠鏡で発見しました。

 ガリレオといえば、地球が太陽のまわりを回る、地動説を唱えたことで有名です。ガリレオは、木星の、この4つの月の動きを観測して地動説の確信を深めたといわれています。

ガリレオ・ガリレイ(1564年〜1642年)

7.6p屈折望遠鏡で撮影
 わかっているだけで63個の衛星(月)をもつ木星ですが、ガリレオ衛星はとりわけ大きく、木星に近いほうからイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの名前がついています。
「天の川」と「銀河系」  
 七夕伝説でもおなじみの天の川。白くもやもやと夜空を横切るさまは「天にこぼしたミルク」のようでもあり、西洋ではミルキーウェイとも呼ばれています。その正体は、無数の星の重なりです。ではなぜ川のような形に星たちが集まっているのでしょうか?
 私たちの太陽系は約2000億個もの星が凸レンズ型に集まった大集団である「銀河系」の片隅にあります。地球からその「銀河系」の中心方向を見ると、ひときわ多くの星を見ることができます。いて座付近の天の川が明るく幅が広く見えるのはそのためです。
天体写真・作品展
8月22日(火)〜8月27日(日) 

■安城天文同好会をはじめ一般公募された天体写真・作品を展示します。
  時間 午前9時〜午後5時
  場所 安城市文化センター2階 
■出展希望の方は文化センターまでお問い合わせください。(〆切8/19)
プラネタリウム制作室より
 
 当館では、すっかりお馴染みとなった迷!?探偵クリス。シリーズ4作目となりますが夏番組としては初めての登場です。今回の作品では、幼稚園児をはじめ安城市民のみなさんに出演していただきクリスへの質問をしてもらいました。回答に苦しむクリスをサポートしてくださったのは国立天文台で天文普及室長をされている縣先生。先生はNHK教育テレビなどにもご出演されています。また、当館では毎月第1日曜日の3回目投映時(15:00)に、市内の天文ボランティアの方々に星空のお話をしていただいてます。どんな話が聞けるのかは来てからのお楽しみ!今後もこのようにいろいろな形で、市民のみなさまにプラネタリウム番組をはじめ各種天文事業に参加していただき、地元に根ざしたプラネタリウムを目指していきます。
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