春の星座を探すのは意外と簡単です。まず北の空に7つの星がきれいに並んでいる北斗七星を見つけてください。水をすくうヒシャクがひっくり返っている姿がわかりますか?そのヒシャクの柄の部分のカーブに沿ってのばしてみましょう。すると、うしかい座の1等星アークツールスが見つかります。さらにのばしていくと、おとめ座の1等星スピカが見つかり、夜空に大きな曲線が画かれます。これを春の大曲線と言います。
 次はこのリーフレットを逆さまにして南の空と比べてください。先ほど見つけたアークツールスとスピカに2等星を1つ加えて三角形を画いてみましょう。しし座のデネボラが見つかりましたか?これを春の大三角と言います。この春は、しし座の1等星レグルスの近くに明るい土星があって、とても目立っています。しし座のあなたには必見です。
伊勢神にて16mm魚眼レンズで撮影
レグルスの近くに、土星  
 今年の春の夜空には、しし座の1等星レグルスのすぐとなりにレグルスより明るい見慣れない星があります。これが土星です。2月25日には地球をはさんで太陽の反対側に位置する「衝」となり、この春は観測の好期です。
 環をもつ神秘の惑星・土星。その環は小さな望遠鏡でも簡単にみることができます。ところが来年2009年には一時的に環が消失してしまう現象がおこります。
 地球もそうですが、土星の自転軸は公転面に対して傾いているため、地球からみる環の角度が毎年少しずつ変化します。そして約15年ごとに、その厚さが1qもない環を真横から見る時、環のない土星を見ることになります。
 今春は環のある土星をみておきましょう!
土星の写真:JR安城駅前商店街より
       20p〜7.6p望遠鏡で撮影 
月周回衛星 かぐや  
世界初!ハイビジョンカメラからの 渾身のひとコマ
 月は「潮の満ち引き」をおこしたり、歌詞にもよく登場したり、私たちにとって最も身近な天体です。しかし、「月」については今だに謎がいっぱいです。その謎を解明するために日本が打ち上げた月探査機が「かぐや」です。
 2007年9月14日に種子島宇宙センターからH-IIAロケットで打ち上げられました。そして10月4日に月を回る軌道に入りました。
 その後、搭載していた2機の小型衛星「おきな」と「おうな」を分離して観測体勢に入りました。
 約40年前、米国の「アポロ計画」以来の本格的な月探査です。
 「かぐや」本体の大きさはワンボックス車ぐらいで、15種類もの観測機器が搭載され、「月誕生の秘密」や「月の構造」、「月からの地球観測」など、約1年間にわたって探査をしていきます。
 「かぐや」の探査結果は将来、人類が月面基地をつくるなど、未来の宇宙開拓に役立つことも期待されています。
プラネタリウム特別投映
 
3月16日(日)午後3時〜約90分
「スフィンクスの謎」 ピラミッド・スフィンクスと星々
解説:浅田英夫氏(天文研究家)
満天の星空をバックにして、ピアノの生演奏もお聞きいただけます。
当日先着150人 観覧料50円(中学生以下無料)
おしらせ!
 
毎週日曜日 午後3時〜約15分解説
4月から!午後1時30分と3時の2回解説!
皆さまのお越しをお待ちしております!
「安城プラネの仲間たち」星空解説予定
3月 2日・ 9日 ふたご座「なかよし兄弟ふたご座」
3月 16日・23日・30日 かに座「春一番!!かに座」
4月 6日・13日 しし座
4月 20日・27日 うみへび座
5月 4日・11日 おおぐま座
5月 18日 おとめ座
プラネタリウム制作室より
 
 4月より土曜日の1回目(10:30)の投映は幼児・こどもを対象としたキッズアワーとなります。(対象以外の方でもご覧いただけます) 投映番組は、「キラキラ森のなかまたち〜まほうのモーフくん〜」です。小さな子どもたちに、星空や宇宙を楽しんでいただける作品ですので、ご家族連れでご覧ください。また、3月16日のプラネタリウム特別投映では、スタッフによるピアノ生演奏も行います。プロのようには弾けませんが、CDとは違う生の演奏を満天の星空とともにお楽しみください。
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